『カティンの森』
- 出版社/メーカー: アルバトロス
- 発売日: 2010/05/07
- メディア: DVD
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ああ、私はなぜこのような映画を観てしまったのでしょうか。
特定の政治的見解もないのに。
ごめんなさいわかってます。わかってます。
たまたま目にしたジャケ写がなんとなく制服フェチ心に訴えてくるものがあった。
それだけだorz
虐殺の場面のソ連兵士の手際良い流れ作業っぷりが見ててアワワワと。
言葉少な(つうか説明セリフ少なめ)な映画だとは思いましたが、それまではそれなりに映画仕立てだったのに、最後の事件の部分は再現映像のみ。
主人公のまとめ的セリフなし。説明なし。オチもなし。
感動を盛り上げる音楽なし。ほぼ無音のエンドロールが鬼気迫る。
思えば『戦場でワルツを』も似ていたかも。
核のエピソードが、事実をゴロッと投げ出しただけでなんの説明も無くて、その部分が「作品」に昇華されてない感じがするのですけれども、事実の重さを考えれば優等生的なとってつけたようなまとめをされても困るだけかも知れません。
ごめん、優等生的なとってつけたようなまとめを書いた。今。
監督さんが上手なのでしょう、構図も色調もちょっとドライな空気感で清潔で美しい映画でした。
けど、清潔で美しいなんてとんでもない!
題材的に強烈に臭ってきそうな一本だと思いました。
死臭が。
もちろん、この映画を作った人に悪意はないのは重々承知しておりますけれども。
降参です。
ディスクをぐるぐる巻きにして封印しました。