今月のミツヨシ

 奥さん!上山徹郎「隻眼獣ミツヨシ」が連載再開ですヨ!
 2巻から直に続く話なので、なおかつ今月は掲載誌に付録がついてなくてひもが掛かっていないので(笑)、よろしければお試しどうぞ。電撃大王12月号です。*1
 ホンネを言えば、胸冬はスレンダー…つうか子供っぽく発育不良の方が似合っていると思うのですが。まだ未熟だけど(責任感から)背伸びしてる妹キャラとして。


 サブキャラの描き込みに入る模様で、流派の看板武芸者(女の子)+忍者と傭兵のあいのこみたいな戦闘暗鬼(男性)のペアが2組できました。
 唯常*2<流派の看板しょってるから死ねないんだ!>と隼<俺たちはどうせ使い捨ての駒だ>と正反対の二人が共に行動することになったようですね。この二人がどう変わっていくのか楽しみです。つか高飛車お嬢様にスカした野郎と意外とお似合いかも知れんぞ。野郎の方が頭あがんなくてさ。
 胸冬・豹牙ペアも気になります。胸冬の姉ミツヨシの従者である豹牙は、胸冬を世話を焼くべき相手と認識したようですが、それはミツヨシの妹への思いを察しての振る舞いなのでしょうか。(胸冬は子供扱いされたと感じて怒ってますが)
 豹牙は無口でくそまじめで、戦闘しか能がないようでいて、意外とミツヨシが(つっぱって)口に出さないでいる部分を承知していて、時にはフォローにも回るように見えることがあります。特に対人関係方面で。後でミツヨシに怒られてるけど。
 この後のバトルに勝利して(バナナは伏線の意味もあると思う)、豹牙は胸冬を一人前の武芸者と認めるようになるのでしょうか。その時はミツヨシの、胸冬を見る目も変わるのでしょうか。
 胸冬自身はそれを望んでいるように思えます。
 ですが、上二人がいなくなったので、急遽家督を継ぐことになった末っ子=胸冬と思うと、彼女ががんばるのはいささか痛々しい印象があります。素質の不足を人一倍の努力で補ってきた印象もあるだけに。ああ、でも胸冬ががんばらないと幕府転覆の危機なのか!どうしたら!
 それに、ミツヨシは武芸の道(殺し合いの道)に妹・胸冬を引きずり込みたくないと思っていながら、家を継がないという、矛盾した行動をしています。*3 そのへんをミツヨシ自身がどう考えているのか知りたいような……ああ、自分の命とひきかえに魔物を全て討ち滅ぼすつもりなんだろうか、ミツヨシ。そこまで覚悟を決めているなら、リボンはやめれ。(と思わず茶々を入れてしまう)

 あと、どうでもいいことだけど、その他おおぜいの一般兵士たちが、スゲェいい人ばっかりなの。いい人すぎて戦闘弱そうだけど。実際弱いけど。


 上山徹郎先生のサイト「ROBO HEIGHTS」
 3.5〜5頭身のクリーチャーがええんじゃ。ファーサイダーズでしたっけか?

*1:登場人物紹介が載ってないのは不親切だと思ったー

*2:唯常さまが強くあって欲しいなあと願いながらも、いまいち強くなさそうにも見えて心配していたのですが、唯常さまはザコではないという描写が入りひと安心です。

*3:ミツヨシが出奔してるから胸冬に跡取りのポジションが回って来ちゃうわけで!