『ズニ族の謎』
ちくま学芸文庫 N・Y・デイビス 著/吉田 禎吾,白川 琢磨 訳
買った本ではないので、ここに書くのは(自分の)ルール違反なんですが。
捜し物に行った本屋さんで見つけました。
北米に、ズニ族という毛色の変わったインディアンの部族がいて。言葉や風習が近くにすむインディアンとあまり似ていないんだそうです。
彼らはナマハゲに似た扮装をしたり、菊の御紋に似たシンボルをあがめたりするのだそうです。あと言語もちょっと変わっていて時々日本語に似ていて?(立ち読みでぱらぱらっと見ただけなので…スミマセン)
で、結論は「室町時代に太平洋を横断した日本人がいたんじゃないか」
しびれる。
冷静に事実を検討して行って(なぜか)最後にトンデモに至る説ってのは、聞くだけで脈拍が2倍になります。わくわくそわそわして客観的に評価できません。
たとえばジェットコースターでぶん回されるのが怖いけど面白い、みたいな?
世界は自分が信じていたようなモノじゃないかも?という認識の枠組みグラグラ感-スリル?が、快感に思えるのです。
それどころかグラグラ感ジャンキーになっていて、同じ刺激を求めてふらふらさまよっているみたいな気がします。ずっと。
もう上手くだまして踊らせてくれるなら嘘でもいいです。
でも「もしかしたら本当かも?」と強く思わせてくれる方がよりスリルを楽しめて好きです。
この本は、レーベル翻訳者とも、かなりホンキっぽい印象をうけましたが、はて?
今回はお金が足りず断念したのですが、次はきっと。
紀伊国屋HPでの紹介(詳しいです)