訃報
現実にあった時代としての第二次世界大戦を思うとき、わたしは沈みゆく夕日を連想します。
というのも、思春期以上の年齢でアレを体験した人たちは、今、寿命を迎えつつある。あと何年かすれば、歴史の水平線とか、記憶の地平線とか、とにかくそんな感じの彼方に没して見えなくなってしまうんじゃないかと。
と言う文章を書くのは2回目です。
カート・ヴォネガット氏のご冥福をお祈りいたします。
享年を聞いて指折り数え、日本で言うと(?)大正11年生まれだったと知りました。
また一人、あの時代を知る人が去ってしまいました。
神様ゆるして下さい。
訃報を聞いて、絶版タイトルが再版されるかも、なんて思ってしまったわたしは悪い子です。
あと3タイトルでコンプなんだ…
>nariharaさま
コメントありがとうございます。
こちらでお返事ですみません。
コメントで知って、新聞で見て、ヴォネガット大好きっ子の師匠にすぐにメールしました。
返事↓
「けっこう長生きしたのですね。愛読した作家がいなくなると寂しいですね。ブラッドベリとバラードはまだ生きているのかな。」
師匠のが不謹慎かも知れません。どことなく。
ブラッドベリは大正9年生まれの満87歳。
バラードは昭和5年生まれの満77歳。
どちらもご存命です。
とくにブラッドベリは、『華氏911』の時に健在さをアピールしていた記憶が。
ちなみにクラークは大正6年生まれの満90歳です。
…『白鹿亭綺譚』をずっと探しています。