カエル君。
そんな訳で過疎化の進むわが故郷ですが。
帰路につくべく市最大の駅に行ったところ、切符売り窓口がベニヤ板でふさがれていました。
ついに無人駅に格下げになったか!?
えきねっとで予約した新幹線の指定席券はどこで受け取ったら良いのかと、動揺してしまいました。
ボランティア風の人がそばに来て、目の前の券売機を指さしました。
これで買えと?
メガネを直して券売機の説明書きを読もうとしました。
するとボランティア風の人は、券売機をコンコンと叩き、大声で「もしもーし!」と呼びかけたのでした。
わたしは仰天してほとんど逃げ出しそうになりました。このような常軌を逸した人と関わり合いになりたくありませんです。
すると券売機が、眠そうな声で返事をしたのでした。
「はい?」
変な空想のしすぎて正気を失ってしまったのかと震えが止まりませんでした。
これが噂に聞く「もしもし券売機Kaeruくん」であったのです。
wikipedia→http://ja.wikipedia.org/wiki/Kaeru%E3%81%8F%E3%82%93
赤字で路線ごと廃止になるよりはコスト削減の工夫に力を入れて頂いた方がありがたいですし、切符売り係を常駐させるより人件費が安上がりというのは分かります。
でも、恥ずかしい名前のカエルの絵のついた機械としゃべるのは、恥ずかしくて死にそうです。
せめて受話器がついていたらもうちょっと話しやすいのに、と思いました。