図解雑学!(違)
- 作者: 森瀬繚
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2005/11/21
- メディア: 単行本
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ナツメ社の図解雑学シリーズのフォーマットでクトゥルー神話を解説しようという本です。
出版社はナツメ社じゃなくて、 Truth In Fantasy Series の会社ですね。
一項目見開き2ページで解説、左側に解説文、右側にイラストやシェーマがあります。
こんな感じ↓
「外なる神」
↑[使者として仕える]
クトゥグァ←<敵対>→ニャルラトテップ→[保護]→大地の神々
↑[崇拝]
人間の秘密結社
冷静に考えると、この程度の相関図をわざわざ図示しなくてもいいような気もするのですが、<敵対>の所がギザギザ吹き出し様のボックスだったりして、微妙に芸コマ?
じっと見ていると、日常的で退屈で俗っぽいここがヤマだぞ!感と、非日常の取り合わせが、そこはかとない、おかしみを、感じさせるようなさせないような。
NO.086「探求と、その代償」の項の、学生や学者、作家、神秘家、探検家が、それぞれの動機で右の「破滅的な最最期を迎える。」と記された黒いボックスに至るシェーマとか、ティンダロスの猟犬の活動領域を示すと称する、全く何にも示していない図とか、なんだか笑えるような気が…してきました…?
最期に本に挟まっているチラシを見ました。
続刊予定→「図説ハンドウェポン」「図説 錬金術」「図説 メイド」「図説 吸血鬼」
何故…メイド…?
まじめに意見を述べるのであれば、各項目に出典が書いてなくて使いずらいと思います。
このネタなんだっけ?と思ったときに『クトゥルー神話事典 (学研M文庫)』をひっぱり出して調べて全集とか神話体系シリーズを開いて。二度手間ッス。<追記>
はじめにを見たら
本書は、「クトゥルフ神話」が現実であるとの視点に立って執筆しており、・・・
と書いてありました。通りで出典がない訳だあ。
- 作者: 朱鷺田祐介
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2004/07
- メディア: 単行本
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イラスト目当てで最近買いました。
思ってたよりずっとずっといい本で、意外な拾いものをしたと思いました。ゴメンナサイゴメンナサイ。
著者の思い入れたっぷりな書きっぷりが良いのです。紹介されている作品を、思わず読んでみたくなるの。
初心者の方には、こちらをオススメしたいなあ。