[本]『成る 魏書 下 正史 三国志英傑伝』
- 作者: 陳寿,裴松之,中国の思想刊行委員会
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1994/03
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
彼は次の王朝「晋」のご先祖様として、晋の歴史書で大きく取り上げられるべき人だからです。理屈は分かるのですが、乏しいお小遣いでちくまの「正史三国志」を買い集め、最後に司馬懿の項がないのに気づいた時はガッカリしたものです。
この本を作った人は気を利かせてくれたのだと思います。
晋の歴史書から司馬懿の項を引っ張ってきて収録しています。わぁい。
書かれた時代も執筆者も違うので、他の人の項と信憑性も描写スタイルも違っちゃってて混ぜるな危険と思わないでもないのですが………有り難いです。ハードカバーじゃなければもっと良かったです(血涙)
全部読んでいないのですが(眠くなったから)、聞きしにまさる働くの嫌いっぽさだと思いました。司馬懿の若い頃は。
就職するのが嫌で、仮病まで使って逃げ回っています。30歳ちかくまでニートしてた孔明とどっこいかも知れません。*1
なのに40代半ばを過ぎて、曹丕の代になってから急に働き者になったように見えます?
馬車か船か歩きしかない時代に、60歳近くまで遠征してたのはきつかったろうと想像するのですが(しかもけっこう騎兵速攻とかしてるし)、若い頃に仮病で寝ていた分、力が余っていたのでしょうか。