三国志漫画
なんだかんだ言って、三国志マガジンが楽しみです。次号は28日発売です。
いちばん好きなのは「アレ国志」です。劉備くんを素直に楽しむには、年を取ってひねくれすぎてしまったようです…。
- 作者: 陳某
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2005/11/22
- メディア: コミック
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台湾の人の漫画です。台湾ではずーっと先の方まで出版されているのを、ちょっとづつ翻訳して三国志マガジンに掲載していたらしいです。
美少年が美しいです。美形を形づくるのは個々のパーツではなく、左右対称と調和なのだなあ、と感動しました。
少ない経験をもとに偉そうに分析しますと、中国台湾香港の漫画は、漫画絵の模写から始めました感が薄くて新鮮だと思います。対して韓国は、大陸系よりもずっと我が国に近い感じがします。萌えもよく分かってるしなあ。
でも白状すると、上手なんだけど、画面がグレーでのぺーっとしているように思え、雑誌では読んでませんでした。あと、買い始めた号がオリキャラ大活躍だったので、三国志のどの辺の話か分からなくて興味を引かれませんでした。
コミックスを買って読んで、主人公の美少年がシバチューだと知ってびっくりです。今度からちゃんと読みます。
- 作者: 大西巷一
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2005/11/22
- メディア: コミック
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この曹操は青春の鬱屈を爆発させたり、負けたり凹んだりして親しみが持てます。
ペンの線がキッチリしていて美しいです。
数多くのキャラクタを、巧みに描き分けていると思います。一部の人物は人外チックにデフォルメされていて、スターウォーズのような楽しさを感じます(違)
でも、人物の目がクワっとしていて、時々コワイのです。特に曹操と孫堅。
呂布は、このクワっとアイがはまっていて気に入っています。山羊のツノの意匠のカブト、ピエロを連想させるデザインとシルエット、酷薄そうなクワっとアイ。クールで格好イイです。大活躍してほしいなあ。
あと、ぶち切れ献帝がインパクト大でした。
近日発売の2巻から登場かな?
特筆すべきは、劉備が偽善者として描写されていることです。デブでキモ〜イの。関羽と張飛も微妙に卑しげ。こやつらがどう曹操にからんでくるのでしょうか。見たことのない三国志が展開されそうで楽しみです。
- 作者: 大西巷一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/04
- メディア: コミック
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早速買ってきました。全4巻。
絶版の漫画は、後の巻の方が入手しづらいですね。案の定4巻が近所では入手できず、ならば!とアマゾンを見ると最終巻だけプレミアつきで売られているという、足下見られまくりな展開に悶絶しました。
戦闘の行方を左右するのは裏の呪術合戦なのだー!というノリその他、酒見賢一の『陋巷に在り』シリーズを彷彿とさせます。あれの戦争+サイキックバトルを映像化するとこんな感じかしら、と楽しく読みました。
展開上、武将は呪術者よりも一段下になってしまうのが残念でした。この人の描く兜は、こう、形といい質感といい、すごくイイ。武将たちの格好いいところをもっと見たかったです。
で。
曹操軍の呪術者がジュンイク様でね。線の細い美形悪役、しかもヒゲ。司祭だからしょうがないんだけど、キレイに着飾ってキレイな屋台の上でヒラヒラしているので、読んでいてぐらぐらしました。そして曹操の愛が怖くなって(?)逃走した劉備を弾劾する美形ジュンイク様withヒゲ。
こんな三国志、見たことないッ…!
プレミア価格の最終巻を買ってしまいそうです…(ぐらぐら)