『スターウォーズ エピソード3』

 暑い日に、暗くて涼しいところでだらーっとなって観る映画は格別のモノがあると思います。大スクリーンにふさわしい映画ならなおさら。
 白状すると、エピソード1・2に456がイイ塩梅に記憶の彼方でしたが(もしかしたら2は未見かも?)、超絶映像の連続で楽しめました。主にヨーダ様とかヨーダ様とかヨーダ様とか。ホビットの忍者ってあんな感じっすかね。あと、ジェダイの騎士二人にライトセイバー持たしておけば軍隊相手でも怖くないよ!ってデタラメな足し算にちょっと笑っちゃった。
 結末は分かっているのにハラハラドキドキの連続で、最後まで目が離せませんでした。同行の直撃世代は、最後は直立不動で涙流してた。んで後ろの人に怒られてた。*1


 オビ=ワンとアナキンの師弟コンビは、不幸な組み合わせだったのではないか。見ていて辛かったです。
 オビ=ワンは、師匠をやるには若すぎたのかな、と思いました。最後の方で、アナキンに対し「弟みたいに思っていたんだ」と言ってて、ああやっぱり弟か(息子じゃなくて)、と思ったのでした。二人は、落ち着いた師弟関係というよりもライバル関係の方が強く出ているように見えたのです。
 オビ=ワン自身が、まだ若くて脂ののった時期で、まだまだ前線で暴れたい!自分の腕を試したい!という気持ちが強いように見えました。誰かの親代わりをやるよりは。
 対してアナキンは、成長期なのでしょう、どんどん強くなってく自分の力に夢中になってるようでした。まだ伸び悩みを知らないから、オビ=ワンだって他のマスターだって遠からず追い越せるに違いない、と思ってるフシが?


 もっと二人の年が離れていて、アナキンの自負心が強くて余裕がなくて生意気な言動を「子供だなあカワイイなあ」と流せたら、もしかしたら違ったのかな、と思いました。

*1:すみません、大げさに書きすぎました。