『千と千尋の神隠し』

千と千尋の神隠し (通常版) [DVD]
 いいっすよね。
 色んなモノがいちいち深読み出来そうで、でも何も説明してくれないからワケわかんなくて、でも部分部分がすごく印象に残っていてときどき発作的に見返したくなります。
 急速に日が暮れて飲食店街のネオンが瞬き出す中を千尋がぱにくって走る場面とかネオンできんきらきんの船から神さまが下りてくる場面とかうんち神いや腐れ神さまに向かい合ってイーとなる千とかテキパキしたおリンちゃんとかカオナシちゃんとかカオナシちゃんとか水の上を走る電車とかお楽しみの飛行シーンとか。ああ、わたしはあの飲食店街でぶらぶら飲み歩きたい。あの鈍行電車に乗りたい。カオナシちゃんと並んで座ってぼーっと窓の外の風景を眺めたい。先生、駅弁売りからビール買って飲んでもいいですか?この車両にはトイレはついていますか?
 比較してアレコレ言うのは偉そうで申し訳ないんですが、ハウルはなんかそいういう、そこだけまた見たい〜出来ればまざりたい〜と思う場面が少なかったような、すかしててちょっと距離が遠いみたいな気もしないでもない。ような。


 あと、千尋ちゃんの声がカワイイと思います。アニメ声とは違った、本当の子供の声で。*1
 特にぱにくってる声がイイ。悲鳴もイイ。「カワイソ〜」よりも子供だからちょっとしたことでびびっちゃってカワイイなあ、もう!って感じ。口から出任せのウソッこ怪談でびびらせて悲鳴を楽しんでみたいです。なんて、ヘンタイみたいッスね。

*1:千尋役の柊瑠美さんは当時13〜14歳?