架空の兄貴
どうも選ぶ本が昔へ昔へとさかのぼりがちでいけません。
若い歌い手が分からなくなったら年寄りの証拠だとよく言われますが、若い作家が分からないのも年寄りの証拠じゃあないかしら。
時代に置いて行かれそうで心配になります。
自分の本の好みは、B級でマイナーメジャーです。
加えて、5〜6歳ぐらい年長の兄がいるような選択だなと、きょう、急に思いました。
古めの定番本を焦り気味で読んでいる所が、「お前、○○も読んでないのか」と兄貴に言われてるっぽくないですか。
きっとその兄貴は、SF好きだ。そして初代ガンダムと第二次世界大戦を比較して論じるような男だ。
細めの理系メガネだったらいいなあと空想していました。
さっきまで。
もしもわたしに兄がいたら、遺伝子的に、細めな訳ないだろうと思い至り、我に返りました。
空想の世界ですら、夢を見ることもままなりません。
悲しいことです。