『35分の1スケールの迷宮物語』

　
　イラスト周囲にごしゃごしゃと書き込まれた手書き文字を読む楽しさ、で急に思い出したのですが、モリナガ・ヨウさんというイラストレーターさんが好きです。
　この本は、戦車のプラモデルで育った人が読むと「あったあったあったー！」と同志愛とノスタルジーでタイヘンな事になる優れた本だそうです。
　（我らガンプラ世代よりも上の人たちが餌食になる寸法でないかな？）
　わたしは、この方の絵が好きなのでー…
　ぶるぶるとした線で、なのに調和が取れてて、その上かわいくデフォルメされてる戦車と兵隊さんがたまらん。イラストの隙間に、粒ぞろいで読みやすく味のある手書きの字がつまってて、なんか郷愁をいろいろ語っているのです。開くと、催眠術にかかったように読み続けてしまいます。
　立体もイケル人らしく『空想科学映画読本』の表紙の人形もこの方だとか。

　電脳マルモ工房
　http://marumo.oops.jp/