ヤングキングアワーズ4月号

 ヤングキングアワーズ4月号の発売をすっかり忘れていました。何か忘れているなあ、と思ってはいたのですが、昨日、別件で書店に行くまでキレイサッパリと。敗因は、2月が28日までしかなかったからだと思います。つーかアワーズは「毎月30日発売」*1が合い言葉だったのでは。約束が違うと思います。
 「ヘルシング」はミレニアムを根絶して完結しちゃうのだろうか、と、ふと思いました。もしそうなら「トライガン」も「コミックマスターJ」も完結に向かっていますし、遠からず看板漫画がバタバタと終わっちゃいそうな予感。


 あと、六道神士エクセル・サーガ」もまとめようとしていると見えないでもない。謎はほのめかされるだけで明かす予定はなく、永遠の(黄金の)ワンパターンギャグが続くのかと思ったのですが昨年あたりから謎部分に踏み込んでいるようにも見え、やっぱり終わりの形を考えているのかなあ。
 あー。うー。やっぱりフェイントの方に賭けとこうかな。どーも作者氏が一筋縄では行かないお人のように思えて。うぅ。「真相」を知っていると思われる人物が、そろいもそろって発言は割り引いて考えねばならぬ人ばかりと言うのも、人を喰っていると思います。カバプ博士の告白だって、煙に巻いただけとも妄想だとも取れるし。
 でも作者にいぢられ続けてると、だんだんこれがキモチ良くなってくるのです。コミックスでなく掲載誌で楽しむ醍醐味だと思います。
 ところで。この漫画では秘かにエクセルがいちばん好きです。あの元気さ。一途さ。がんばり。へこんでもすぐに立ち直る強さ。二重人格か記憶喪失か脳が壊れてるかの疑惑あり病識なしの上司を信じ続ける心。
 つーか、もはや馬鹿の領域だと思うのですが、好きだエクセル。
 毎回エクセルが(ずれた方向に)がんばって阿呆な失敗をして上司のイルパラッツォにお仕置きされるのが一つの黄金パターンなので、エクセルのがんばりが褒められることは基本的にありません。*2
 でも、もしも最終回が来るなら、その時はエクセルの忠義とがんばりが報われるといいなあと思います。あと、はっちゃん・渡辺カップルの幸せも祈念します。*3
 でも、第一希望は、永遠に終わらないことかなあ。


 伊藤明弘ジオブリーダーズ」も謎は謎のまま、黄金パターンが繰り返される漫画のように思います。主人公の青年?と、彼の勤める会社のメンバー(女性ばかり)+猫+成沢さんの関係はあたかもラブコメ漫画のようです。
 が、彼らの知らないところでシリアスな物語が展開されており、読者に対しては少しずつ謎が明かされています。主人公は断片的に知りますが、会社の仲間はほとんど知らない。
 特に会社関係のキャラはほんとうに屈託なく「コメディだから誰も死なない」法則に従ってふるまっているように見えます。でも、謎が本格的に明かされたら主要キャラにも大量の死者が出る可能性があり(?)、その明と暗をどうすりあわせるのでしょうか。目が離せません。
 ところで入江さん、いいッスよね。すごくいいッスよね。


 小野寺浩二妄想戦士ヤマモト」も黄金パターンの馬鹿漫画だと思います(ほめています!)
 わたしは眼鏡ッ娘教団の南雲さんが好きだな…。

*1:ただし田舎では一日遅れ

*2:例外が1回あったかな?

*3:渡辺の愛が報われないのももう一つの黄金パターンなので