『エイリアンVS. プレデター』--「勇気」

 燃えたー。
 主にプレデターに。(ネタバレかしら)
 同行者(弟)に言わせると、言葉もなく意思の疎通を図るプレデターの仕草の数々は「萌え」でもあるそうだが。
 前半は、ホラー系映画の常として、誰が最初に死ぬのかと死亡フラグをカウントしながら笑って見ていました。だって、ちょっと知識のある観客には一目瞭然な危険サインを、無神経にまたいで奥へ奥へ行っちゃうんですもの。笑うほかあるまいて。
 後半は、急転直下のエイリアンとプレデターの壮絶な激突、およびその中で何とか生き延びようと必死にあがく我らホモサピエンス。これがすごくグッと来たのですよ!
 前半、人智を超える二大異星人頂上決戦の前には人間のささやかな名誉欲も家族愛も無に等しいよなあと、さびしくはかない気持ちにさせておいて、後半のこの展開。
 つーか極限状態の中で、人種・文化の差を越えて無言のうちに(←ここがポイント)互いの勇気をに信を置く展開にゃ弱くてダメだ。*1
 お笑いバカ映画を期待して見に行ったのですが、嬉しい誤算でございました。
 ツッコミどころは多々ありましたけれども。

*1:弟は、最後男泣きに泣いていました。