『殺し屋1』山本英夫、読んでます。

殺し屋1 第1巻 (ヤングサンデーコミックス)
 このマンガを読んでいるところは人に見られたくないなあと言うか、リア友にこれを好きだと思われたら、蒸発したくなっちゃうっちゅうか。
 でも、水曜日に一日だけこっちの社屋に来る同僚が2〜3冊ずつ貸してくれるのです。すげえ面白い…じゃない。ううん、先が気になる?
 最初は、あんまりの残酷描写と変態嗜好に「うへえ」と吐き気をこらえながら読んでいました。おまけに変態ばかりで誰にも感情移入できなくて辛いものがありました。
 主人公イチが・・・・・・・・・・・・弱虫で自分に全く自信がなくて、引きつった笑いでヘコヘコするので、ほんッとイライラします。そのイチが、圧倒的なキックで悪人をぶち殺して爽快感があるかってと、そんなこともなく。
 それで「悪いヤツをやっつけたんだ!」なんて目をキラキラさせて言われてもなあ…いい年して子どもじゃあるまいし…つか「やっつけた」じゃなくて惨殺だろ…………イチって、脳が壊れているとしか思えません。
 なのに、先が読みたくて読みたくてたまらないッ!
 8巻まで読ませて頂いたのですが、ほんとうに、今まで見たことないキャラ造形ばかりなので誰がどう出るかほとんど予測つきません。結末も、私ごときが予測できるような結末とは思えません。
 あと2巻か…2巻…
 ヒットマン井上さんの将来がすごく心配です。
 オヤジさんの素性と動機が知りたいです。
 垣原組長がイチと相まみえた時に、何をしでかすか気になります。
 イチは、普通の人になれるんでしょうか。


『殺し屋1』 山本英夫 全10巻 小学館