石田ショーキチの音楽夜話・第一夜@代官山ユニット
はじめて行った代官山という地は、わたしに対して斥力が働いているように感じられました。
服を着た犬をつれて歩いているかっこいい人がたくさんいて、なるほどと思いました。
地図を持ってうろうろしている人がたくさんいました。それはわたしの仲間たちでした。
すごーい面白いイベントでした!
ゲストは本城未沙子さん、高橋ロジャー和久さん。
日本におけるハードロックの歴史を、歴史の証人をお招きして当時のお話なども伺いつつ、カバーも交えて振り返って見ましょう的な趣旨だったのですが。
本城未沙子さんは感覚優位の方なのでしょう、歴史の話よりも「いま、ここ」の目に見えるものにどんどん反応しちゃう。理論派×感覚派の組み合わせで、力関係で後者の方が優位というのは、これは迷走せずにはいられまい。いや笑った笑った。
石田ショーキチという人は、ステージの上でいちばん口が達者で、主役だと言うことを差し引いても、他のメンバーでは押さえが効かないから、フロアのみんなで突っ込んでヤツを止めないと!的な義侠心(?)に駆られるというかなんというかだって誰かがつっこまないとただの毒舌放言になってしまふ。
そんな食物連鎖の頂点・石田ショーキチを狩る存在が、今夜降臨!
本城未沙子さんは最高だ!
いやー面白かったです。
がちがちに緊張して?やや猫背気味でカンペを両手で正面に持ちきまじめに進行しようとする石田氏、それに3秒ごとにつっこんでしまう本城さん。たじたじとなった石田氏の一人称が「僕」*1になってしまった瞬間もあって、こんなキャラだったっけーと、腹がよじれました。
今日、もっとも受けた野次↓
「こんなにぺこぺこしてる所は、はじめて見たぞー!」
しかし曲が始まればビシリと決めて下さいました。
理論派・感覚派であれ、愛したものは同じ音楽、なのですね。
今までの中でいちばん音圧が凄かったと思いました。特に低音の。音圧で靴底がびりびりしてるの。
ドラムの荒川さん(北斗四兄弟に例えるなら拳風はトキ)がリミッター解除して出力30%増で演っているように見えました。
始まって数曲目でわたしの大好物の『静かの海』が来た!
最初のサビのあとガーンと来てダダダダと盛り上がって来るところがすごく好きなのです。
うっわー出力30%増の今日はいつにも増してクるぞクるぞ→来たー!と鳥肌が立ちました。
(この辺、日本語になってなくてすみません)
そして、出力30%増の荒川さんは、口を一文字に固く結んだまま目線で曲順を間違えた主役を取り締まっていました。
なるほど、口達者に口で挑むのは「相手の土俵に乗る」わけですから、別のチャンネルでメッセージを伝えるのは戦略的に理にかなっていますね?
*1:一人称「僕」フェチとしては、彼の詞の世界が一人称「僕」なのでとてもとてもポイントが高いのですが、本人は一人称「俺」で微妙に騙された感があったのですが、きょう、溜飲が下がった。正確には「僕たち」でしたけれども。