HEAD OVER HEELS --Tears For Fears

Songs From the Big Chair

Songs From the Big Chair

 相変わらずなつかし洋楽祭りしています。ひとりで。
 さきごろ、思うところがあってずいぶん本を処分しました。
 最後にはブックオフの店員さんがわたしの手を握らんばかりにして「CDも買い取りしています!」と言うようになりましたっけ。


 ティアーズ・フォー・フィアーズは、「Shout」(1985)が高名かも知れません。
 が、曲調が明るい「HEAD OVER HEELS」の方が好きでした。イントロの長調の響きで一発で殺られた記憶があります。
 とずっと思っていたのですが、MTVのプロモーションビデオ(と当時はこう呼んだ)を見返して、眼鏡の司書さんで刷り込まれていたのかなあ、と思いました。


 YouTubeで「HEAD OVER HEELS」
 http://www.youtube.com/watch?v=87L9HDt0NfE
 図書館で歌うなよとか口説くなよとかツッコミどころが多くて楽しいです。


 MTVではこういうのが延々と流れていて、耳だけでなく目も楽しかったことだなあ。
 コンピューターグラフィックスで誰も見たことのない絵だって自由自在!な時代に慣れてしまうと、それ以前の映像作品は最初から見る価値がないと思いこんでしまいがち(それはわたしだけかも)ですが、さにあらず。
 MTVはほんとうに楽しかった。いま見ても技術の制約なかで工夫を凝らしているのが分かります。てゆうかいまで言うなら日本のアニメのような?一種の輸出主力商品の宣伝だからめっちゃ金と人と技術が集まっていた分野なのかも。
 いち日本人が乏しいお小遣いをやりくりしてアルバムを買ったのは、絵と音楽で強烈に刷り込まれたゆえだと思います。
 ただ、CDだけ買って満足して、映像もセットで欲しいと思わなかったのは不思議です。