いま再びの中国ブーム!(わたしの中で)

 北方三国志を読みながら「陋巷に在り」を読みながら中島敦の本なんかも引っ張り出して来たりとか「項羽と劉邦」を買い直ししたりとか。
 司馬遼太郎はホント見てきたように語るなあ、と感心してしまいます。どのくらい"作って"いるのか知りたくなって司馬遷の「史記」を買ってきました。まだ読んでいませんが。
 ちくま学芸文庫というレーベルは、見た目よりはるかに値が張るのですね。他社に比べ2〜3倍だと思ってれば間違いないっ(またレジでビクッとしてしまったことだなあ)


 そんなこんなで、わたしの中の中国は西暦234年以前(しかも日本人作家の小説の)なので、現代中国とイマイチつながりません。リアル知人もいないし。でも、政府が対策に乗り出したとたんに抗日デモがピタリと止まるあたり、少し面影があるようなないような…?


 「項羽と劉邦」に描かれる劉邦と「三国志」の劉備は似たところがあるように思います。
 可愛げのある馬鹿っぽさつーかたよりなさっつーか「ほっとけないおっさん」的な魅力(??)と、優秀な部下がいれば無造作にぜんぶ任せてしまう謙虚さとも器の大きさとも、その実たんなる馬鹿かも知れない美徳(??)を兼ね備えている訳です。
 そして「真面目で優秀な人ほどこの手の人物にひっかかり易いのだ」というのが両作品を読んでの萌え感想です(嘘)


 そんで、某社長ってのはこの路線とは一致しないよなあ、と思います。
 だからどうしたって感想ですけれども。
 (あと、香港人は中国人といっしょにすると怒るらしいです?)