昨日、トイザらスで

 ヘルボーイ*1のアクションフィギュアを買っちゃったりなんかして。
 2つも買っちゃった。クロエネンと、死体のイワンさんを背負ったヘルボーイ
 http://www.mezcotoyz.com/
 ヘルボーイは、厚みのあるカラダとぶっとい手足がすごくカッコイイです。ツラガマエもいいしなあ。お米の国のフィギュアは、無骨なヤツはすごくイイと思う。ブリスターごと飾ってニヤニヤしております。
 クロエネンは開けちゃいました。もしやと思って引っ張ったら仮面がとれて素顔がコンニチワでした。血 も 凍 る 恐 怖 !*2
 クロエネンは、こうやってじっくり見ると、どっからどう見ても怪人にしか見えませんね。やっぱり。
 ホラーな素顔を仮面で隠した全身ラバースーツのサイコ野郎のどこをどうすれば、ちょっぴりトンマな愛すべきキャラに見えたりするのかと、あの日の自分を問いつめたい。
 (あの日の自分)「うーん、仮面で表情が分からない上に台詞もないキャラなので、説明のためにオーバーアクションにして補っているから…かなあ? オオゲサに首をかしげたりしてたし。
 あと、はじめの仮面がマヌケ面ってのもあるかも。単純に。」

…環境にこだわれば彼こそ正常形である。適応が完全である故に、彼は美しかった。
 誰が彼を醜いというのか。この世界に彼ほど美しいものはいないのではないか。
 彼は美しかった。
          筒井康隆 「幻想の未来」


 映画でのヘルボーイは、どうやら自分の容貌にコンプレックスを抱いているようです。恋人とうまくいかないのは、自分の醜さのせいかと悩みます。
 ヘルボーイは、地獄のプリンスなんですって?
 多分、ヘルボーイは本来属すべきところでは、美しいって言われるんだと思う。でも、人間の中に混じっている限りは彼は醜いバケモノであり、ヘルボーイは人間のモノサシでしか自分の容姿を評価できません。それしか知らないから。
 彼は、みにくいアヒルの子なんだなあ。なんだかかわいそうだなあ。*3
 でも、美しく成長して仲間の元へ帰ると世界が滅びてしまうので困ってしまいます。

*1:映画の感想→id:wang2zhonghua:20041019

*2:こんど瞬間接着剤を買ってきて封印しようと思います。

*3:ついでに言うなら、スクリーンのこっち側では、ヘルボーイ超カッコイイ!というモノサシがドミナントなのに。