『夏への扉』

夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))

夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))

 1957年の作品です。
 この作品中での「現在」は1970年、「未来」は2001年です。
 現実はとうに「未来」を通り越してしまった訳ですが…
 やっぱ面白いよ…
 再読でも楽しめる優れた作品だと思うのですが、オチを思い出せず楽しみまくっている自分がいました。
 得した気分です。


 作品本来の面白さの他に、猫好きには+45%の追加効果があります。
 個人的に、さらに一人称「僕」で+30%の追加効果でした。
 反則だと思います。


 ここに出てくる製図機ダンが、わたしにはハインラインが言うほど素晴らしい存在に思えないのです。
 だって、パソコン上で作図するアプリケーションというものは須く、融通が効かない腹の立つ存在ではありませんか。
 なんでそこで変な風に均等割付するんだWordめ!!!!みたいな。
 製図機ダンも同じような感じに思えてならないのです。
 わたしは汚れてしまったようです。