あいかわらずラヴクラフト

 あいかわらず、ぽっつりぽっつりとラヴクラフトを読んでいます。
 『未知なるカダスを夢に求めて』*1が良かった。長くて長くて、途中がちょっと退屈で、気がついたら突っ伏して寝ててページにヨダレをつけてしまったりもしましたが、最後まで読んで良かったと思いました。ラヴクラフトは幼年時代を生涯懐かしんでいたのかなあ。


 ラヴクラフトって、ゾンビが玄関に!とかやばいモンが窓から!ギャー!とかばっかりじゃなくて、SF風のものやファンタジー色の強いものも書いていたんですねえ。
 いまさらそんな事に気付くなんて、高校時代の背伸びした読書はナナメで身にならないものだなあ、と我ながら感心………感心じゃなくて反省か……。
 まあ、別に読んだことのない話が載っているのはいいんです。ちゃんと読んでなかったってことだから。
 ですが、記憶にある話が載ってないのはどういうことでしょう?
 ネタがネタだけにちょっとひっかかるのですが、きっとラヴクラフト以外の人が書いた作品とごっちゃにしているのかも!とガイドブック*2を引っ張り出して見ています。
 ところで台風のせいか風が強くなりましたね。風に載ってお刺身の匂いがします。ご近所さんでスシ・パーティかなあ。いいなあ。

*1:ラヴクラフト全集』6巻 ASIN:4488523064

*2:『新訂クトゥルー神話辞典』ASIN:405900023x ぼかしてはあるものの、時々オチまで書いてあってだいなし級の便利本です。