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『バトルシップ』を観た

映画


 いったい日本は、この映画にどれほどのお金を出したのでしょうか!


 浅野忠信が、主人公(白人男性)から艦の指揮権を委譲されるシーンがあって驚きました!
 アメリカ様が指揮を日本に任せるなど、フィクションの世界ですらなかった。はずだ。

 これは、もしかしたら歴史的な作品ではないだろうか。
 ぜひ映画館に行って、歴史を目撃して下さい。



 なんてウソです。


 考えさせられた?のはその点だけで、良くできた馬鹿映画でした。
 大いに楽しみました。


 作った人はゲームが好きなんだろうなあ、と思いました。
 まず敵の戦艦がデジャブ。
 口?のあたりがガシャガシャガシャと開いてみょんみょんみょんとエネルギーが充填されてる感じとか。
 シューティングゲームの様式美を連想させます。
 海だからダライアスとか思い出した。


 そもそもが昔懐かしの戦艦ゲームの映画化なのだそうです。
 映像化に向きそうもないボードゲームを、よく映画にしたと思います。


 トランスフォーマーは「クルマかっこいいよね!!!」というメッセージがビンビンに伝わってきますが、この映画は「軍艦かっこいいよね!!!」というメッセージがビンビンに伝わってきました。
 リムパック演習の風景が
 「ロナルドレーガンキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
 「各国の護衛艦もどんどんクル━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
 って感じに見えて、ほほえましい。


 それからクライマックスで活躍するほにゃららですよ!


 頭悪い寄りのアクション映画ファンは、『沈黙の戦艦』を思い出すでしょう。
 MSGファンなら4って言うのかも知れません。年配の人はムッとするのかも知れませんが。


 ここはネタバレ状態で観たのですが、それれもおじいちゃんたちが集まってくる場面は燃えるのと同時に笑いの発作が突き上げてきて、ごめんなさいこんな時どんな顔をすれば。
 いやまて燃料がつめてあんのかとか砲弾とか保管してあるとは思えないんだがなどとツッコミつつ、カッコイイおじいちゃんたちとほにゃららの勇姿に「荒唐無稽だけど熱いからアリかな」と思いましたがやっぱなし!そんな無茶な操艦があるかー!!!
 でも次の瞬間には近距離で並走しながら主砲斉射、斉射、斉射でときめいてる。
 最高に盛り上がりました。
 熱いからアリ!と無茶すぎだ!!の間を忙しく気持ちが揺れ動いて。


 冒頭の「チキンブリトーを買ってくる!」の元ネタはこちらでしょうか。
 http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=waDrqSQKN_8


 この系列の映画は、観客が後味の悪い思いをしないように八方美人に作ってあると思います。
 みんなに見せ場があって、うわこいつ逃げやがった!と思わせてもちゃんと戻ってきて、なおかつ散ったりとかはしないので安心して見られます。
 年取ってきたのかなあ。


 きっと、キャメロンなら黒人の砲手女子を戦死させたんじゃないかな…
 エメリッヒ先生なら適当に思いついたかのように、いい味出してきたサブキャラクターをぽこぽこ死なすと思う。(←たぶんシナリオがずさんなので一見「思いつき」のように見えるだけで、ピンチの演出とか盛り上げとかそれなりに理由があるんだと思うのですが…)