落語を聴いた

 はずかしながらこの年になって、落語というものをはじめて聞きました。
 桂歌丸の高座60周年記念落語会です。
 私が子供の頃に見た笑点で、歌丸さんはおじいちゃんでした。
 歌丸さんは今もおじいちゃんでした。ふしぎな感じだ。
 生まれながらの落語民族で、おじいちゃんの時期が長いのでしょうか。


 人の話を聞いてないとしょっちゅう言われてるし、授業とか講演とか長い語りは好きではない(途中で集中力が切れて空想の世界へシフトしてしまう)ので、途中で飽きたらどうしようと思ったのですが、とんでもない。
 最後までぐいぐい引っ張られて、あっという間でした。
 ゲストの林家たい平さんは、登場人物が多くて効果音もにぎやかな演目でした。脂ののりきった中堅どころの自信を感じた?
 面白かったなあ。
 帰り道、落語家はボイストレーニングと滑舌の練習をするのだろうか?と議論になりました。
 (前座の若者の落語は、ちょっと聞き取りにくい部分があった)