『ハート・ロッカー』--もうアカデミー賞は信じない!

 <あらすじ紹介>


 やあ。俺はジェームス。爆弾処理兵さ。


 爆弾処理が好きw


 このスリルこの達成感は経験者でなきゃ分かるまい。
 ときどき防爆スーツのメットをかぶって眠る。
 スリル満点の夢が見られるんじゃないかと思って。
 爆弾のパーツは記念に取っておくよ。思い出のよすがにw
 …同僚にドン引きされたけどな。


 どうして俺ってこうなのかな?
 自分に疑問を抱く日もあるんだよ。


 でもさ、一般市民まで巻き込む爆弾テロなんて許せないだろ?
 爆弾処理兵は必要なんだよ!!!


 なんてな。
 ホント言うと爆弾処理が好きwなだけだけどな。


 


 もやっとした嫌な映画でした…
 もうアカデミー賞は信じないぞ!
 ここで盛り上がるのかな!と観客が身を乗り出した所で、水ぶっかけてくる感じ。
 途中で頭が痛くなってきて、でもチケット代がもったいしアカデミー賞だから見とかなきゃってガマンして見てたら、胃の中でさっき食べたコロッケパンが自己主張を始めて参ったです。
 手持ちカメラっぽい手ぶれの多い画面…のせいだけではない。
 隣席の年配の男性が常にモゾモゾしてて、時々長いため息をつく(息を止めてたに違いない)のも参りました。
 気持ちは分かります。
 「これは映画でこの人は俳優、誰も本当に死んだりしない」と自分に言い聞かせたくなる瞬間が何回かありましたもの。