アメリカvsジョン・レノン

 この季節なにかと耳にする機会の増える「Happy Christmas (War Is Over)」が、反戦ソングだとはじめて知りました…。
 きょうまでただの激甘クリスマスソングかと思っていました。うおー恥ずかしい!
 なにごとも時代背景はだいじだなあと思いました。


 ジョン・レノンは格好良いね!←すっかり刷り込まれて帰ってきた
 昔の白黒の写真って、どうしてあんなに格好良いんでしょうか!
 関係者のインタビューの場面は背景がデジタルで処理されたコラージュで、なにもかもが格好良い。
 ジョン・レノン本体の格好良さだけじゃなくて、写真自体の巧みさとか、映画での見せ方の上手さとかもあるのでしょうか。
 静止写真(そもそも写真という物は静止画像ですが)を「飛び出す絵本」方式で少し動きを持たせている場面がいくつかありました。あれはいいものだ。


 リアルタイマーでもマニアでもなかったので、見たことない写真や映像ばかりでとても楽しかったです。
 動いてしゃべってるジョン・レノンははじめて観たかもです。
 モノマネつきのトークが面白すぎる。
 てかさるお方のモノマネつきトークってこれがお手本…だったりして…?


 予告編などで受けた印象で、FBIorCIA暗殺説を声高に主張する映画かと思いましたが、そうではありませんでした。
 その点については、明言を避けた、という印象です。
 てかそこが主題ではないって感じ。日本での映画の宣伝の仕方には、相変わらず疑問を感じますです。
 まあ、騙されて足を運んで、映画館で「また騙された!」と地団駄を踏むのは嫌いではありません。むしろ好き…?
 それで「明言を避けた」印象ですけれども。
 いままであれだけ濃くて思い入れが強そうな人たちのインタビューががんがんに流れていて、誰かしらがインタビューの中で極端な陰謀説を口にしててもおかしくない感じなのに、ジョンが撃たれたことについては、それを伝えるニュースがニュートラルに引用されて終わり、な感じでした。
 また、映画を見ている時の感じでは、vsアメリカ政府のスリルがいったんゆるんで(明らかに0になって)、それから撃たれたエピソードが配置されていると感じました。
 言葉では明言しなくとも、米政府の陰謀という印象を観客に刷り込みたいのなら、スリルはゆるめないで撃たれたエピソードに続けると思います?


 なんてそこに違和感を感じていたわたしは、またしても予断で見当違いな期待をして映画館に足を運んでしまったと言うことでしょうか。日本での映画の宣伝の仕方には(ry


 つぎは『エイリアンvsプレデター2』が観たいです。