ゲームブック

 今日は、歴史ある港、インスマウスからお送りしております。ゲストにはシュリュズベリイ博士をお迎えしております。
 私たちは今ですね、インスマウスにお住まいの方のお家にお邪魔しています。
 てか身を潜めています。
 博士、どうして、こんなヤバイ所に手ぶらで来ちゃったんでしょうねえ(膝をかかえて)
 そりゃー、物語の主人公は知らんでしょうけど、プレイヤーのわたしは知ってたんです。超ヤバイって。だから仲間を募るとか!武器を用意するとか!あるでしょう!なのにそんな選択肢はありゃしないんです。ぽっと来ちゃったんです。持ち物は手書きの地図だけ。所持金20ドル。
 さっきは、インスマウス面の老人とバトルになっちゃって。バトルのルールは書いてあったけど、具体的な戦闘の内容は書いてなかった。でもわたしには分かります。きっとグーで殴って首を絞めたのでしょう。手のひらには、エラのようなものの感触があったりとかなかったりとか…ううううう素手でさわっちゃったよ……博士…もう嫌です帰りたいですぅぅぅ。


 みたいな感じでやってまス、クトゥルーゲームブック
 ゲームブックって、まじめにやると結構難しいですね。
 サクッと死んじゃったりして。
 ここに逃げ込むにしたって、6分の1の確率をくぐり抜けてきたのです。
 のこりの6分の5は即死。みたいな。

 気力ポイントを一へらし、狂気ポイントを二ふやすこと。この結果、狂気ポイントが十をこえれば、あなたは発狂して、あなたの冒険は終わってしまう。
 そうでないなら、五三へ進め

 などというドライな記述も雰囲気たっぷりです?


 あ、あと遊ぶにあたってもっとも重大な障害は、サイコロが必要ってことでした。案外ないもんですね、サイコロ。ページのスミにサイコロの絵が描いてあるのでパラパラペッと開いてそれで代用しています。

 

暗黒教団の陰謀?輝くトラペゾヘドロン

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