『風立ちぬ』

 ジブリ新作は夏休みの宿題に似ていると思います。
 先生に気に入るように感想文を書かなくちゃいけないあたりとか…気にしないで好きに書けばいいのかも知れないけど…


 メガネ男子ごちそうさまでした。
 本庄×堀越がレトロ耽美でたまらぬと思います。
 本庄が傍若無人のハンサム様で、堀越がぽーっとしたメガネで。
 それで堀越って、手がきれいなんだ…
 しかし難点は堀越の中の人が庵野秀明だと言うことです。
 有名すぎる人は顔が浮かんでしまっていかぬ。


 おわり。



 プロジェクトXかと思ったら難病ものでした的な。
 ストーリーは、素描みたいな印象を受けました。
 長い話をかいつまんで2時間にしました、というような。
 才能に恵まれたし理解者にも恵まれたしで好きなことに没頭してたら嫁はほにゃららで国も滅びちゃいました的なえらく業の深い話のはずなんですが、きれいにまとめて来ましたね。


 もっとこう、プロジェクトXぽいのを期待しちゃってました。
 それで最後の方は神作画の空中戦シーンで零戦が燃えて落ちまくるのかと。
 想像して、こりゃぜたい泣くわーとタオルを持っていきました。
 ぜんぜん想像と違いましたが、タオルはすごく役に立ちました。


 上司の黒川さんが良い味出してましたね。
 奥さんともども。
 「やめておけ。同期はライバルだ。友情を失うぞ」とか友人が特高に引っ張られたエピソードとか、黒川さんにも熱い友情エピソードがいっぱいあったのかなあ。