『おんなふたり、ローカル線めぐり旅 うっかり鉄道』

おんなふたり、ローカル線めぐり旅 うっかり鉄道

おんなふたり、ローカル線めぐり旅 うっかり鉄道

 私が能町みね子さんを知ったのは…
 などとあまりひっぱるのは野暮というものかも知れませんね。
 おんなふたり。うん。おんなふたりだ。そうだとも。


 能町みね子さんのいい感じのイラストつきの鉄道?エッセイです。
 鉄道史上に意義深いポイントではなくて、味のある駅や路線を訪問しています。
 私はこの人の着眼点、おもしろがりポイント、好きだなー…。
 手書きレタリングの琺瑯駅名看板への愛とか、江ノ電の危険性*1を力説する章とか、少し向こう側?にずれた着眼点と語り口がたまんないです。


 この人を知ったのが性同一性障害の体験談だったのですけれども(野暮説明)、今では、それ抜きで長く追っかけたい書き手さんです。


 

*1:線路に直面して玄関がある=線路をまたがないと家から出られない住宅が多いのだそうです。ほんとかしら。見に行きたい。