『アクロス・ザ・ユニバース』

 ミュージカル映画です。
 音楽はすべてビートルズのナンバーです。
 イギリス労働者階級出身の主人公の名がジュードで、彼と恋に落ちるアメリカ中産階級の女の子がルーシー。
 重要な会話のいくつかがまるっとビートルズの曲そのものだったりと、良く織り込んだものだと思います。



 ミュージカル映画ですから、急に歌い出して踊り出します。
 踊りが…サイケと言うか芸術っぽい作り込みが(時に)度を越しているように見えて笑えてしまう。
 ビートルズに熱い敬意を捧げた元気の出るミュージカル映画、という説明でくくるには何かがはみ出ている。
 とても奇妙なものを見てしまった。



 徴兵検査の場面は傑作だと思います。<追記>
 U2のボノ本人が出てます。
 教えられるまで気がつきませんでした。ベトナム反戦運動時代のファッションがはまりすぎてて…