『第9地区』
よくできたB級映画でグロ注意。
でもね、でもね、個人的にはツボすぎwww
現実の都市の上空に宇宙船がいるだけでご飯3杯いけます。ポスター欲しい。
疑似ドキュメンタリー構成の醸し出す胸騒ぎ感とか、度を超した悪趣味な悪ふざけ風味とか、、、好きだ。すごい好き。
なによりも忘れちゃいけない
_ ∩
( ゚∀゚)彡 パワードスーツ!パワードスーツ!
⊂彡
先週たまたま『アビス』を見たばかりだったのでギャップが面白かったです。
まず、この映画に登場するのは蔑まれる宇宙人です。
憧れの存在・神秘的な存在からグッと身近になって、身近を通り越して「蔑まれる宇宙人」がスクリーンに登場。
『アバター』と同じく宇宙人の肩を持ってバリバリ人間を殺す話なんですが、こちらはぜんぜん気になりません。
主人公のお人柄のお陰でしょう。
すっごいクズだった…
これが人類代表か。なさけない。
アビスのエド・ハリスの高潔さ、神も嘉したもうたその高潔さからは、なんと遠くに来てしまったことか。末法の世だ(笑)
ですが清々しいぐらい自己中心的で他人に対する共感性に著しく欠ける主人公がごく稀に見せる気高さに、不覚にもグッとくるのです。
ラストシーンでこのダメ主人公が、やり遂げた漢の顔となっていて格好良かった。
グッと来た…
西洋の神はこういう人を顧みないかも知れませんが、仏さまは好むかも知れません。
『蜘蛛の糸』のカンタダのごとく。
それにしても。
卑しく醜いエビ型宇宙人クリスの、なんと高潔なことか!
また、彼が本来の職能を見せた時の流れるような動作は美しい。エビなのに。
最後にはイケメンに見えました。エビだけど。
それに比べて我らが主人公と来たら。
恥ずかしい。同じ人類として。
あと「NO MORE 映画泥棒」が新作になってて、ちょっと感動しました。
新キャラが登場してて、じんわりとうれしかった。