『スターゲイト』
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2008/08/29
- メディア: DVD
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ピラミッド!オーパーツ!神を僭称する邪悪な宇宙人!そして神への反逆!!
『スターゲイト』だけはけなす気になりません。
トンデモ展開も「好きなもん撮ったんだろうな」
ガッカリ特撮も「技術の制約の中でがんばって好きなもん撮ったんだろうな」
欠点すら微笑ましく見えてしまう不思議な魅力に満ちています。
すべてが若い監督の愛と理想と夢あふれた故の大ファウルだ、と。
ある種の先入観に惑わされた思考停止だとは思うのですが。
機会があったらエメリッヒ監督&デブリンのオーディオコメンタリーを聞いて下さい。
古き良き大作映画っぽいエピソードに満ちていて、ほんわかします。
わざわざこのためだけに巨大なセットを作ったとかの剛毅な話はハリウッドらしくて楽しいし、「CGの予算が尽きちゃってさ…」などのトホホな苦労話も楽しい。
シナリオの燃えどころやキャラクターの萌えどころ、俳優の演技について思い入れたっぷりに語るのが相方のデブリンで、エメリッヒは主にテクニカルな面について淡々と語っています。
ディレクターズカット版のシメで
デブリン「これが僕たちの『スターゲイト』だ(キリッ」
ここで格好良くシメるのはエメリッヒ監督であるべきではないでしょうか?
エメリッヒ監督の「物語を紡ぐ」事への熱意に疑いを抱けます。必見。
このエディションにはおまけ映像としてエーリッヒ・フォン・デニケン本人が登場してしゃべりまくるドキュメンタリーが入っています。
グラハム・ハンコック本人が登場してしゃべりまくるドキュメンタリー収録の『紀元前一万年』スペシャルエディションと並んで、マニアなら押さえておきたいアイテム。か?