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『ラブリーボーン』

 ヒロインはサイコパスに殺されちゃった14歳の女の子。
 ドリームワークス作の、死後の美しい情景がスクリーンに展開します。
 ヒロインの女の子がカワイイです。
 写真で見た時はちょっと馬面だなとか思ったのですが、動いて演技してるとめっちゃカワイイ。
 ううう、こんな可愛くてよい子が何故!!(´;ω;`)ブワッ
 「泣ける」「感動する」「アカデミー賞有力候補」とか宣伝が煽ってるけど、うっかり軽い気持ちで観るとトラウマになりかねん映画です。
 ご注意を!


 先輩に、トラウマ映画だったよ〜ドラえも〜んみたいな感じで泣きついた所、逆にお説教されました。
 同僚は、犯罪被害者支援に熱心な人です。
 「悲惨な事件が起こっているという事実は伝えなければならない」と。


 えっと…私は宣伝と映画本体のギャップについて憤っていた訳で……
 映画に登場したサイコパス男と同じ振る舞いな訳ですよ。
 「きれいなものがあるよ〜」と子供を騙して誘い寄せて、逃げられないようにしてから毒牙にかける。
 犯罪に巻き込まれる子供と、その家族の映画だと最初から言われてれば、ちゃんと心の準備をして見に行く訳でー。


 まあ、いいか。
 私は真実を伝えたもの。


 欧米の?死後の世界観について考えさせられました?
 天国行きを保留中の死者は、パラレルワールドみたいな所にいて、現世をほっつき歩いている訳ではないらしい?
 自分の死に気がつかないまま、夢のように場面が切り変わってゆく死者の視点は、山岸涼子の『化野の…。』に近いものを感じました。


 全体には、え?これでおしまい?的な腑に落ちない感じでした。
 『ゴースト--ニューヨークの幻』のように、死者が霊界通信とかポルターガイストとかで真実を伝えたり大切な人を守ったりする話じゃなかったからかも知れません。
 自分がこれほどまでに明快な勧善懲悪を求めていたと気づいて、驚いた。
 時代劇ドはまりな日も遠くないのかも知れん。


 落ち着かないので原作本(1000万部超の大ベストセラーらしい)を買ってみます。 どうもAmazonのレビューを見る限り、原作では残された家族の崩壊→再生に力点があるみたいです。
 映画でその点を十分に描写できているとは、ちょっと言い難い感じでした。