『荒呼吸』
- 作者: 松本英子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/08/21
- メディア: コミック
- 購入: 14人 クリック: 91回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
なにげない日常の中に深みや味わいを見つける系の。
猫が好き(猫マンガ界では以前から知られた人だったようです)。蛇が好き。
鳥居とお稲荷さんを見るとお参りしたくなり、案の定お墓参りも好き(他人の、特に朽ち果てたお墓が好き)
期間限定でサンプルが読めます(8月21日〜9月22日)
http://morningmanga.com/twofree/
いきなり『露出魔』の巻ですがorz
枠線以外は定規レスの絵が味わい深い。
経歴を聞く限り、この人の絵のセンスは天性のもののようです。
妬ましい。
こんな天才肌の人もいるんですなあ。
そして、優れた才能はいつか必ず世に現れ出でる(もちろん血のにじむような努力もあったと思いますが)
個人的には、一巻の、私有地の中のお稲荷さんにお参りしちゃう話、それからお墓編が大好きです。
この人の真骨頂は「本当は悲しい話」だと(勝手に)思います。
ある種の諦念と距離感が、透明な感動を生む的な何か。
で、お墓編をコミックスで読める(掲載紙を処分できる)と楽しみにしていたのですが、二巻へ掲載は見送られたようです。*1
ソープランドマガジン編集長編が繰り上げ当選、なのか。
そう言えばお墓編の後に掲載されてた松本英子・ビギニング編もないなー。
気長に待つことにします。
追記)
掲載紙で反響が高かったのは、二巻収録の「リウマチとバイオリン」編のようです。
そう言えばこれを読んで速攻でコミックス1巻を注文した覚えが。
*1:お墓編後編は表紙がキラッキラで恥ずかしいNO.22/08.7.2号、お墓編前編は…ぬーん!ないよ!捨てちゃったか!?