『ひまわりっ』
- 作者: 東村アキコ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/12/22
- メディア: コミック
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『ひまわりっ』は、作者のOL時代〜漫画家デビューまでと実父のエピソードを元にした半自伝漫画としてスタートを切りながら、かなり早い段階で全く違う何かに変貌しています。
人に勧めるとしたら、何て言おう。
「"キャラクターが勝手に動き出す"の実例をリアルタイムで見られるから、いま連載を読んだ方がいいですよー」
かな。
コミックスじゃなくて、連載で読むことを勧めちゃうと思います。
個人的な体験を語るなら、見開きで節子が登場した週*1にコミックスを全巻大人買いしました。
連載の方はその後もさらにさらに面白くなりました。
節子は最高だ(でも身近にいたらイヤだな)
さらに、東京編で(いっけん脈絡なく)新登場のウィング関でやられた。
新キャラ旧キャラ入り乱れた9巻後半のカオスっぷりをコミックスでまとめ読みして(連載時にも読んでいるので再読になるのですがそれでも)圧倒されました。
この頃、毎週次号が楽しみで楽しみでしょーがなかったのも無理もない。
…ウィング関=同人女・ジャンル三国志ってのにピンポイントでやられたのかも知れませんが。
いやいやいや、作者あとがきによりますと、節子とウィング関が登場する週にはアンケートが跳ね上がるとか。さもありなん。
いまや主役キャラはすっかりかすみ、準主役キャラは過半数が入れ替わっています。
父(サブタイトルになっている)と主人公の恋人すら淘汰されそう。
どうなるんでしょう、この漫画。
しばらく目が離せません。
あと、アルフィー好きの副主任も気に入っています……
遠かったな………13号埋め立て地。
*1:最新刊9巻に収録