ナスカ展アンコール@上野科学博物館
目玉の一つがナスカの地上絵バーチャルツアーです。
大スクリーンで見ると、大迫力です。グールグアースよりよく見えるよ!
酔います。
見ている間、強い既視感におそわれました。
前世の記憶……………
……………じゃなくて、PS2ぽいからだ!
ポリゴンの継ぎ目がペコペコモヤモヤするあたりが特に!
わかってスッキリです。
同じデータをパソコン画面上で自分で操作できるセットも展示されていて、たしかHORI製のファミコンぽいコントローラーが添えられていたのが、すごく腑に落ちました。
ナスカのアートスタイルはヘタウマ癒し系に見えます。
ですが、果たしてナスカ人はこれをヘタウマ癒し系だと思っていたのでしょうか?
死者を弔うためにお墓に納める品々に、ヘタウマ癒し系をセレクトするか?と急に疑問に思ったのでした。
見ていると神聖な気持ちになるものをセレクトするんじゃないかなあ。
強くて恐くて格好いい神様の意匠のものも多いし。
ナスカ人は、これらを「ヘタウマ癒し系」とは見ていなかったのかもなー、と、時代と距離の遠さに思いを馳せました。
ナスカのみなさんごめんなさい。
これもまた目玉の一つである「俺を見るなー!」と叫んでいるかのような「パラカス時代のものとされたミイラ」は「作品保護のため」で展示されていませんでした。
弔われて葬られた遺体を、博物館に晒して大勢でジロジロ見るのってどうなのかなあ、と思わないでもなかったので、ちょっとほっとしたりとか。
見ることがなくて残念な気もしましたが。
もう一つの目玉、男の子のミイラはジロジロ見てしまいました。ごめんなさい。