石田ショーキチ TOUR 2008 "LIVE YOUR LIFE, AGAIN"@リキッドルーム恵比寿

 行ってきました。
 帰ってきました。
 今回も導いてくれる人がいたので、初めての街、初めての場所でも安心。
 よく見えてよく聞こえるすごく良い場所でしたよ!ありがとうございました。


 この人のライブに、というかライブそのものに行き始めて2年半ぐらいですが、
 素人がプロの人に向かってこんな事を言うのもなんですが、
 なんなんでしょうか。
 明らかに行くたびに「良くなっている」と思います。
 特に昨年秋〜今回の伸びがすごい。と思う。
 自分の耳が出来てきたのか、純粋にほんとうに良くなっているのか、それとも位置取りか。
 それともぜんぶ?


 自分の耳、の問題について書きます。
 スクーデリア・エレクトロの初期の作品が好きでした。
 ボーカルがですね、良い意味で中性っぽくて、(よく聴くと)歌い方は情熱的ですが、照れ隠しのようにエフェクトで覆われてて良い意味で生々しくないと言うか、CGキャラに似たツルッとした人間ばなれした清潔感があって、好きでした。
 ライブに行き始めの頃、過去にCDで発表されたバージョンとの差違ばかり気になっていました。
 つまり中性的な清潔感以外の要素は聴くまいとしていたのかも知れません。
 さいきん、男らしくて艶っぽいボーカルだなと。そこがいいな、と思うようになりました。
 先日発売されたライブDVDの「Carry on」がすごくいいな、と思います。中性的で清潔感あふれるCDのバージョンも好きですが、男らしくて艶っぽいライブバージョンも、震えるほど良い。
 のと同じで、今回は「Armorless」がすごく良かった。
 一期一会というライブの特性が、ひどくうらめしい。
 もう一度聴きたい。



 ドラムのアラジンさんこと荒川康伸さんはいつも素晴らしい。
 体幹がぶれず手足が直線的に素早く動くので、叩く瞬間に振り切ってない(余計な動作がない)ように見えるので、いつ見ても拳法家のようだと思います。
 メンバー紹介でネタ話を振られそうになってドラムの影に身を隠そうとした時の身のこなしが。
 スッと体を沈めてぴたりと静止、だったのでますます拳法家のようだと思いました。


 石田さんはまたいちだんと細くなっていました。
 すごく格好いい。
 聞くところによりますとハーフマラソンに出るために絞ってるそうです。
 音楽活動のためではないのですか