お久しぶりです
なんだか更新が控えめでごめんなさい。
狂乱の11月の、ツケを支払っています。
わたしは、幸運量一定の法則を信じています。
いいことがあった後には悪いことがどっと来るし、悪いことがあった後には思わぬ幸運が来る、とナチュラルに信じています。
だから予測の範囲内だー………と思う。
櫻木さまのブログで知った「BOOKLOG」というサービスが面白そうで、借りてみました。
「この本を選んだ」ということは自分の個性の表れだからはてな日記に書きたいけれども、感想を読みたくてはてなをたどってタイトルだけ並べた買った物リストに当たった時のガッカリさ、ふたつの気持ちに折り合いをつけるもの…かも…?
読みかけ〜ここに感想を上げるまでの間のつなぎにどうだろうと思って。
左の「読みかけ本棚」です。
いつの間にか消えている本があっても追求しないで下さい。
さいきん読んだのは、筒井康隆の『愛のひだりがわ』です。
社会が崩壊した近未来の日本、母親を亡くした女の子が、出奔した父を捜して旅をする話です。
面白くて一気に読みました。
主人公の愛ちゃんがトラブルに巻き込まれると可哀相で可哀相で、危機を脱出するまで本を置くことができません。
が、最後にはキッチリすぎるぐらい復讐を遂げる愛ちゃんにちょっと引いたりとか。
東雅夫編集の文豪怪談傑作選は、川端康成のが気持ち悪くてなかなか良かったです。さすがわノーベル賞。
さいきん思うのですが、偉い文学者ほど変態度が高いんと違いますか。
柳田國男のは不思議なばっかりで怖くない。
三島由紀夫は、前にも書きましたが、業の深い萌えツボが多くてたいへんだなあと思いました。
へうげもの効果で再版された『度胸星』は面白いです。
ただ、通して読むとじわーとくる面白さなので、連載で細切れに読んでいたらスルーしていたかも知れません。
シグルイ効果で再版されたとおぼしき『悟空道』は、格好良さでしびれさせようとしているのか、笑わせようとしているのか今ひとつ判別しがたい感じです。相変わらず。
あと、やたらと内臓が出まくってて、相変わらず病気が重い感じです。
いつも連想するのは、やたらと脳みそが飛び散る作風の木城ゆきとです。代表作『銃夢』。
内臓が飛び散るのと脳みそが飛び散るのは、いっけん似たような感じですが、もしかしたらなにか微妙な差違があるのでしょうか。
よく見ると血なまぐさい本ばっかりですね。
とほり。