鳥獣戯画がやってきた!@サントリー美術館

 行ってきました。
 同じビルに、すばらしくいいにおいを発するチョコレート屋さんがあったのでフラフラと引き寄せられました。
 手のひらぐらいの生チョコが7800円でびびりました。
 東京おっかね〜。


 さいきんは鳥獣"人物" 戯画と言うらしいです。
 全4巻の構成で、カエルとウサギがかわゆい巻は、甲巻と言うそうです。
 会期は前期と後期に分かれていて、展示物が入れ替わります。
 前期(〜11/26)   :噂の甲巻の前半
 後期(11/28〜12/16) :甲巻の後半
 「はかったな、シャア!」と思わずうめいてしまいました。

 生原稿の迫力をたっぷり満喫できました。
 前半部だけでしたけれども(根に持っている)
 線が走っちょる。
 何百年前も前の作品だけど、筆が走る勢いは、紙の上にはっきりと残っている。
 紙と墨ってこんなに保存が効くものかとびっくり。
 21世紀のこんにちはデジタル作画が盛んで、全行程をパソコン上で描いている人も少なくありません。
 ときにはわたしも☆
 そうなると、紙の上に手で描かれた「原画」というものが存在しなくなる訳です。
 それってどうなのかなあ、と思ったりしました。
 実体を持った「ほんもの」が存在しなくなるという点で。
 もしかしたら保存という点でも。
 (フロッピーディスクやMOのデータを参照したくなった時の苦労を想像せよ)
 デジタルには色あせないという利点はありますが。


 展示を見た後は図録を買うべきです。
 鳥獣戯画キャラクターがプリントされたエコバックつきで2300円。テラカワユス!
 通販もあるよあるよ。


 図録の解説によりますと、甲巻の前半と後半で作者が違う説があるそうです。
 そう言われてみればウサギのかわゆさが違うかも知れない。
 また、今の配列がオリジナルの配列なのかどうかの議論があるそうです。
 余ってるページがあったり、流れが不自然なか所があったり。
 思うのですが。
 前後編と余っているページをいちどきに全て展示して、マンガ読みに意見を求めたらどうだろうかと。
 (根に持っている)

 さいきん、ミュージアムショップとやら、それからライブの物販が危険だと知りました。
 本編の魅力で財布のヒモがびよーんとゆるんでしまいます。
 鳥獣戯画カレンダーと小風呂敷を買ってしまいました。