良い作家は死んだ作家だけ
さいきん戦国武将が出てくる小説が読みたくて仕方がありません。
クトゥルー神話をたどっていくと、ふだん読まない作家の作品もチェックすることになって面白かったのです。
戦国時代つながりでたどっていくのも楽しいかも知んない!
そう思って本屋さんに行ってみました。
でも、いっぱい本があって、どれが面白いか分かりません。
いっぱいすぎて、なにか基準がないと選べません。
太平洋戦争を知っている作家は割と無条件で信用してしまう癖があります。
プラス、そう言えばこの人も戦国もの書いていたんだなあ、と名前に見覚えのある作家を選んできたら、
見事に昭和の香りのラインナップになってしまった件について。
遠藤周作の『反逆』と隆慶一郎の『一夢庵風流記』がかろうじて平成元年の作品。
坂口安吾『狂人遺書』(昭30)池波正太郎『戦国幻想曲』(昭45)
俺の昭和はまだ終わってないぜ!みたいな雰囲気に。がくり。
ところで相談なのですが、まだ生きている作家で面白い戦国モノを書いている人はいませんかのう?
「太平洋戦争を知っている」なんて基準で行くと2007年のこんにちに於いては自動的に故人ばかりになってしまいます。新刊が出ません。
出来れば21世紀になってから出版された作品が読んでみたいです……