『300』とヘロドトス

300

300

 映画を観た後に、原作のアメコミとサントラとヘロドトスの『歴史』が欲しくなりました。
 サントラを買いました。
 アラビアっぽい旋律にドラムと言うより太鼓の響き、そして時々ロックな感じの、冷静になってから考えるとよく分からない音楽だと思います。きっと作ったのはアメリカの人で。
 例えるならファミレスのエスニック料理のような。
 これを聞いてアラビアっぽいメロディーもいいなあ、なんて言うと恥をかきそうに思います。
 でもカッコイイですよ。
 映画の中で、ペルシア船団が嵐にやられるシーンの音楽が格好良くて耳に残っています。
 13.Hot Gate です。
 Amazonで試聴できます。


 アメコミ原作はどこも在庫切れでした。残念。


 ヘロドトスの『歴史』は。
 岩波文庫から上中下3分冊で出ています。
 市内の書店を巡ったのですが、3軒とも『300』の話が載っている下巻だけ売り切れでした。
 結局、アマゾンで買いました。
 きょう、ゴロゴロしながら眺めました。
 上巻冒頭から通読するガッツはなく、拾い読みです。
 出張帰りは、だるい。ゴロゴロ。
 岩波だし古典だし、なのでおカタイ難しい本を想像してたんすが、なんつか、ユルイ感じの本ですね?
 歴史書というよりギリシア神話物語みたいに思えます。
「ペルシア軍が水を汲んだので川が干上がってしまいました。それほどの大軍勢だったのです。」
 万事こんな調子で。


 ヘロドトスは、ちゃんと現地に取材して書いたんだそうです。
 ギリシアの諸都市から戦場まで歩いて、地形を見て、記念碑を見て、現地の古老に話を聞いて、そして書いた。


 …「古老の話」が、とてもマユツバな感じがします。



 きょうは、気合いを入れて風林火山を観るよ!(`・ω・´) シャキーン