ブリザード

 今年は春が早いなあ、と油断させておいて、ブリザードですブリザード。
 少ないとは言え花粉も飛んでいて、ひどく損した気持ちです。
 ああ、今日みたいな日にこそ『三国志大戦』をやりに行くべきなんだろうな。反動ですごくいいカードが引けそうな予感がするよ!と思ったけど寒すぎるのでやめました。


 ブリザードの夜に、こたつにもぐって本を読むのは極楽だと思います。
 井上靖の『蒼き狼』を買ってきてぱらぱら見ていますが、やっぱりこの人は幻視者じゃなかろうか。
 あと漢字フェチみたいに思いました。ほどよくこみ入った画数を持つ漢字の多さが目に心地よいです。たまに辞書が欲しくなる。
 対して、シバリョー先生はシャーマンと語り部とを足して2で割ったよりも心持ち後者が多いような印象を感じます。
 たまに「作ってやしないか?」と疑惑すら感じるほどの面白エピソードが次から次へと出てきて、そのまことしやか感がここち良いと思います。