『殉死』

殉死 (文春文庫 し 1-37)

殉死 (文春文庫 し 1-37)

 今年は日本史に親しもうと思っています。
 真・三國無双三国志大戦につっこむくせに、戦国BASARAにつっこめないのは、日本人として恥ずかしいような気がしてきましたので。
 そんでテキストが小説だというのはちょっぴり恥ずかしいけれども、ストーリーの途中で「余話であるが」とか言って司馬さん自身が語り出しちゃうのが好きなんです。なんてったってふさふさ白髪の眼鏡おじいちゃんだからな!*1


 まあ、それでそう言えば乃木大将ってどういう人なんだろうと思って買ってきました。
 シバリョーが、乃木を軍人として全く評価してないのはよく分かりました。
 なのに、後半2人の人物が登場して、彼らの目から見た乃木描写がはじまったとたん、この人がかわいくてたまんなくなるのは何故でしょうか。
 とくに明治天皇を好きすぎて挙動不審になってしまう乃木に、明治天皇が愛嬌とおかしみとを感じていたのではないか、というくだりは衝撃的でした。


 わたしは先日のグラールでの出来事を思い出してしまったのですけれども。

*1:眼鏡ならなんでもいいのか/作家の大部分は眼鏡だと言うことを考えに入れなさい