DVDつきタロット占い入門書
- 作者: Mahou
- 出版社/メーカー: 新星出版社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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昨今のDVDの普及率、値段のこなれ具合を思えば、いつかは企画されても不思議ではないと思っていました。
アマゾンで調べてあれれと思ったのですが、この本、正式タイトルは「タロット占い」という素っ気ないタイトルなんですね。
日本ではタロットカード+手引き書のセットは星の数ほど出版されているので、ふつう、差別化するために何かしらの工夫をするものだと思っていました。イラストレイターや執筆した占い師さんの名前を冠したり。何かしらの+α、神話や星占い、風水など別の占いと組み合わせたりとか。
しかし、DVDつきというのはわたしが知る限りこのセットがはじめてだと思います。
また、DVDもついて1900円という価格は、かなり良心的だと思います。
初心者向けの、タロットカード22枚セット+解説本のセットは、だいたい1500円前後が多いと思います。
78枚フルセット+解説本はもっとお高くなっています。
初心者なら、どれを買うと思いますか。
+500円でDVDもついているこのセットで決まり。かも。
正式タイトルが没個性的なのは自信の表れなのでしょうか。
最大の売りである「DVD」の文字を正式タイトルに入れた方が良いように思うのですが…
書店で手に取れば一目瞭然なんですけれども。
本で独学しているとあたりまえのことが分からなかったりします。
漫画を描く時に使うGペンあるいは丸ペン、あれが、ある一定の方向にしか線が引けない道具だとは最近まで知らなくてねえ…(遠い目)*1
DVDを見てみました。
タロット占いでは占いの前にカードを切り混ぜる訳ですが(いわゆるシャッフル)、カードの配列だけでなく上下の向きもランダムになるように、トランプの切り方とは違うやり方をします。このシャッフル、本当のところはどうなんだろう、と内心不安に思っていました。
大幅に間違ってはいなかったようで、安心しました。十ン年目にして。
解説書をパラパラ見て面白いと思った点がいくつかあります。
タロットカード一枚一枚の解説よりも前に、カードの絵だけ見て第一印象を(言葉で)書き込むページがありました。
ああ、こういうゲームやってみたかった!
とんちんかんな第一印象を抱いて、答え合わせをして一人で受けたり凹んだりしたかったなあ。記憶喪失になりたい。
また、占い(というか解釈)の練習として、カードを4枚引いてそれをもとに起承転結の物語をでっち上げろじゃない組み立ててみる方法が勧められていました。
たしか大塚英志が、ストーリーを作る上で似たような方法を使っていたと聞いたことがあります。全ての作品ではなかったと思います。タロットカードではなくて、タロット風のカードだったかも知れない。
そんな事を思い出しました。
*1:これを10年前に知っていたら進路が変わっていたはずです(大げさ)