はつゆき
恐れていたときが、ついに来た。
地に住む者すべてが、絶望の目で空を仰ぐ日。
しかしわたしは、夜勤明けに漫画喫茶でぬくぬくだらだらするのです。
幸村誠の『ヴィンランド・サガ』3巻と、『プラネテス』一気読みして極楽極楽。
- 作者: アプスレイチェリー・ガラード,Apsley Cherry‐Garrard,加納一郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2002/12
- メディア: 文庫
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1911年暮れのアムンゼンとスコットとの南極点到達競争、翌年のスコット隊捜索と遺体発見は、同時代人のラヴクラフトはリアルタイムでニュースを聞き、多大な関心を寄せたと想像します。きっと彼の『狂気の山脈にて』にも大きな影響を与えたと思うのです。
それらを確かめるために一度は目を通しておきたいと思っていたのは確かですが、購入のいちばんの動機は、
表紙の美しい青。
中公文庫BIBLOというレーベルはずるいと思います。
文庫の帯が大きく、凝ったデザインになっています。帯がないと価値半減ぐらいの勢いです。買っちゃったじゃないか!
アマゾンの画像は帯なしです。写真と見比べてみてください。
帯の濃紺の部分、写真ではのっぺりしてますが、表紙の地図が白黒反転で印刷されています。
帯をつければ好きな色の面積が大きくてうれしく(わたしが)、帯をとると色違いバージョンが楽しめます。*1
隣は、ヴォネガットの『猫のゆりかご』のペーパーバック版です。どんなに好きな作品でも、原文で読む趣味はないのですが青いのが悪いんだ!
スコット隊長にはほんとうに申し訳ないのですが、こたつでぬくぬくしながら読みます。合掌。
*1:帯ありの方が別バージョンか?