執事アンソロ
月刊コミックZERO-SUMや増刊号WARDの執筆者を中心とした豪華執
筆陣が、毎回ひとつのテーマでオリジナル作品を描く新感覚アンソロジー
『Arcana(アルカナ)』が今秋堂々発売開始!
1号目のテーマは「執事」。
豪華執筆陣が描く執事たちが、あなたに極上のひとときをお約束致します!
超豪華執筆陣:峰倉かずや/高河ゆん/高山しのぶ/宮本福助/灰原薬/東山和
子/佐伯弥四郎/よねやませつこ/南条つぐみ 他
買っていません。
書店で見つけて、読んでみたいなあと強く心を動かされたのですが、買わずに帰ってきました。
うまく言葉に出来ないのですが、こういうものを買ったら負けのような気がして。
と書いていて自分でも不思議です。
負けってなんだろう。
なにに負けるってんだ。
振り返れば、変なプライドや意地が邪魔をして素直になれず、人生においてずいぶん損をしてきたと思います。
いま、買って帰らなかったことを後悔しています。
執事で想い出しましたが。
わたしは「丞相喫茶」があれば行ってみたい。
君主は僕だ。丞相は君だ。
丞相喫茶は、丞相、つうか白いヒゲのおじいちゃん大臣が諫めてくれるの(喫茶?)
ああ、かわいそうな子を見る目でみるのはやめてください。
「ここは耐えがたきを耐え、一時退却して軍を立て直し戦略を練り直すべき局面です。どうか今日はもうこれ以上はおやめ下さい!」と、諫めてくれるのです。白いヒゲのおじいちゃんが。
わたしは軍資金が尽きたのでいったん帰ってきたという設定(設定?)
すっかり負けが込んで頭に血が上っていて、へそくりを取り出し軽食をとって、再出撃の準備をしている訳です。今のわたしはこの上なく愚かな君主であるのです。
「おやめ下さい!」とすがってくる丞相を振り払って出かけようとすると、中国式だから激しくて(?)丞相は泣きながらきざはしの角にガンガン頭を打ち付けはじめます。中国四千年の歴史では、これで死んでお諫めした例もあるとかないとか。
自分の思うとおりにしたいんだけど、おじいちゃん丞相がこれがもとで死んじゃって、そのうえ彼の言うとおりで、無理して出撃しても勝てなかったとしたら。
こんなキョーレツな体験をしたら一発で目が覚めて真人間に生まれ変わりそうですが、中国四千年の歴史にはコレやられても目が覚めなかった君主がいるそうです。
ほんとうにそんな喫茶(喫茶?)に行きたいのか自分でも疑問ですけれども、本気で諫めてくれる人がいたら良かったのになあ、と、そいういう話です。
あ、今日は三国志大戦に4000円以上つぎ込みました。
熱くなると勝てない。
欲の皮がつっぱると光ってるカード引けない。
後悔しています。