旅に出ます

 明日から。
 インターネットも通わぬド田舎です。
 片道4時間の電車の旅なので、車内で読む用の本を選ぶのが楽しい。
 過去にモバイルギアとかGBAとかi-Podとかいろいろ試したけれど、電池のこと、一時中断・再起動の手間、落とした時・置き忘れたときのダメージ、など総合的に判断すれば、やはり文庫本が最強と考えます。
 4時間の強制読書の機会と考えるなら、お勉強の本もアリかも知れません。
 でもほら、ハードカバーは重いし。ミニ新幹線は揺れるからお勉強の本は酔うことがあるし。
 なによりも、ほら、夏休みだから! な つ や す み ! !
 そんな訳で。
 「果しなき流れの果に」「宇宙のランデブー」「カエアンの聖衣」と、古典を読まなきゃ!と駆け出しが焦ってる感じのラインナップで旅行鞄に詰めていました。
 昨日までは。
 きょう、「ニュートンズ・ウェイク」が急遽ランクイン!
 この半年ぐらい? ハヤカワ文庫の新刊を手にとって眺めていると、新しいムーブメントに乗り遅れることを強く恐れる者の不安をかき立てるようなコピーが帯に踊る本ばかりで、びびりまくっていました。作家名も初耳なの多いし。
 あいまいで断片的な記憶に残るコピーからモンタージュを作るなら、
 英国SF界で話題の・新進気鋭の作家による・シンギュラリティもの
 みたいな感じでしょうか?
 不安に駆られて一冊、買ってきちゃいました。
 はじめてのジャンルで、どれを買ったらいいか分からなくて迷いました。
 最後はえいやっと最新刊をつかんで解説を見たら、ラヴクラフト小ネタが入っていると書いてあったので、それに決めました。まる。