『水木しげるの世界妖怪タロット』

 

水木しげるの世界妖怪タロットカード ([バラエテイ])

水木しげるの世界妖怪タロットカード ([バラエテイ])

 『萬國百怪封印之匣 ([BOX商品])』のタロット部分だけを独立させた商品なのでしょうか。
 今日ここに感想を書くために開けてびっくりしました。カードの紙がすっごいぺなぺな!
 これでガシガシ占うのはやめた方がいいと思います。
 こんなに素敵なカードが使ってるうちにぼろぼろになってきたら、泣く。絶対泣く。
 タロットカードってのはタテ長が多いのですが、このセットは横長の珍しいデザインです。
 カードのサイズは、6.3×8.8センチ。気合い入りまくりの78枚フルセット。
 世界の神々・精霊・妖怪たちがタロットカードに当てはめられています。
 裏面には鬼太郎のお父さんがいます。
 おなじみ水木キャラは愚者のねずみ男*1、悪魔のメフィストぐらいでしょうか。ちょっと寂しい。
 イラストの迫力は文句なしです。
 カード地が黒なのも、イラストに調和していると思います。上品さとおどろおどろしさが同居していて素敵。
 いちゃもんをつけるなら、イラストの細部がつぶれ気味なことでしょうか。
 原画に比してカードのサイズが小さすぎるのだと思います。手引き書のモノクロイラストの方が細部までよく見えます。てか画集欲しい。すっごく欲しい。
 手引き書は鏡リュウジ
 巻頭には水木翁×鏡リュウジの対談が載っています。マニアックすぎるぅ。
 ただ、鏡リュウジがタロットの話を振っても、水木翁は我関せずで妖怪体験談を蕩々と語っておられます。
 水木翁は凄い。次元が違う。

*1:このカードだけ、タテ長原画をムリヤリ?横長にデザインしています