『水木しげるの世界妖怪タロット』
- 作者: 水木しげる,鏡リュウジ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/12/20
- メディア: コミック
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今日ここに感想を書くために開けてびっくりしました。カードの紙がすっごいぺなぺな!
これでガシガシ占うのはやめた方がいいと思います。
こんなに素敵なカードが使ってるうちにぼろぼろになってきたら、泣く。絶対泣く。
タロットカードってのはタテ長が多いのですが、このセットは横長の珍しいデザインです。
カードのサイズは、6.3×8.8センチ。気合い入りまくりの78枚フルセット。
世界の神々・精霊・妖怪たちがタロットカードに当てはめられています。
裏面には鬼太郎のお父さんがいます。
おなじみ水木キャラは愚者のねずみ男*1、悪魔のメフィストぐらいでしょうか。ちょっと寂しい。
イラストの迫力は文句なしです。
カード地が黒なのも、イラストに調和していると思います。上品さとおどろおどろしさが同居していて素敵。
いちゃもんをつけるなら、イラストの細部がつぶれ気味なことでしょうか。
原画に比してカードのサイズが小さすぎるのだと思います。手引き書のモノクロイラストの方が細部までよく見えます。てか画集欲しい。すっごく欲しい。
手引き書は鏡リュウジ。
巻頭には水木翁×鏡リュウジの対談が載っています。マニアックすぎるぅ。
ただ、鏡リュウジがタロットの話を振っても、水木翁は我関せずで妖怪体験談を蕩々と語っておられます。
水木翁は凄い。次元が違う。
*1:このカードだけ、タテ長原画をムリヤリ?横長にデザインしています