そうだ、図書館に行こう

 急に思い立ち、雪の降りしきる中をえっちらおっちら行ってきました。混んでた。
 『完本 黒衣伝説』朝松健
 今日のド本命。ヤバくてコワイらしい。ワクテカ
 作家本人がマジモンてのは妙に惹かれます。高橋克彦といい、京極夏彦といい。
 『タイム・マシン 他九篇 (岩波文庫)』H.G.ウエルズ
 古いがらくたに過ぎないと思われていた水晶玉に、ある角度から細く光を当てると異界の光景が見えて、偶然それに気がついてすっかり夢中になってしまった男が(当然のごとく)破滅しました、という短編を読んだ覚えがありまして。ダーレスの『破風の窓』と似てるし、クトゥルー神話モノだと思っていて、暗黒神話体系に何で載っていないんだろうと思っていました。
 冷静に考えるとウエルズの「水晶の卵」だったかも知れない。
 物語の最後に、灰色の服を着た長身の浅黒い男の手に渡ったのを最後に「水晶の卵」は行方不明になってしまいます。ぜったいニャルさまが回収に来たんだと思うな!
 『読み忘れ三国志荒俣宏
 荒俣<帝都物語>宏先生が三国志の本を書いていたとは知らなんだ。
 演義ベースでオカルト理論もガッチリフォローされていて、面白そうです。
 『中華の崩壊と拡大(魏晋南北朝)』中国の歴史5
 全集やシリーズ物には、薄い小冊子?(月報?)が挟まっていることがあります。意外な著名人の関連エッセイが載ってたりとかして、うっかり無くしたり捨てちゃったりするには惜しい感じで。書店で買うと、まれに入ってないことがあって悶絶したりとか。なんでこんな無くしそうな形態で微妙にレアな物を付録につけるのか。
 このシリーズの小冊子?にはいしいひさいちの4コマ漫画が載っていて、それも楽しみにしています。行きつけの図書館は、例外なく小冊子を本にセロテープでびっちり貼り付けててグッジョブだと思います。