魔夜峰央のタロット

 オークションで入手しました。
 発行昭和55年。解説本の筆者は山田美登利氏です。
 帯でパタリロが「トランプもできちゃう!」って言ってたりとか。大アルカナの解説のページにのトランプゲームの囲み記事があったりとか。日本ではまだタロットカードがよく知られていない頃の本だからでしょうね。
 カードは78枚のフルセットでした。(22枚だと勝手に想像していたので、ちょっと驚いた。)
 5.4×10.5センチの小ぶりのカードは、黒と箔押し金の二色刷りで想像していた以上に美しいのでびっくりです。魔夜氏独特の装飾的なデザインに、ときどき和風テイスト入っているのがグッと来る。てか25年前の絵なのにぜんぜん古びてないっつーか昨年描いたと言われても信じちゃうかも。魔夜峰央氏は25年前に既に完成型だったのでしょうか。恐るべし。恐るべし。*1
 また「愚者」(=ジョーカー)が2枚あり、数札と王・女王・騎士のカードにはタイトル欄にトランプのマークも書いてあるなど、コンパチな作りになっているのが面白いです。


 …コレクター熱が再燃しそうで怖い。

*1:魔夜先生は、昭和28年生まれだそうです。発行年から考えると26〜7歳頃の仕事でしょうか?