「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」
名物にうまいものなし。続編にもうまいものなし(´;ω;`)ウッ…
上映直前のツイート↓
インデペンデンス・デイ: リサージェンスを見に来ました。
— もなか2012(丙提督) (@monaka2012) 2016年7月9日
初恋の人に20年ぶりに会う気持ちだ。なんだか怖い(´;ω;`)
名作のン十年ぶりの続編やリメイクで、泣いていたオールドファンの気持ちが分かりました…
分かってるんだ! 前作は思い出補正されてるって! ああ認めるよ!お気に入りの名シーンを脳内再生するだけで、実際は何年も前作は見なおしてないよ!ごめんなさいごめんなさいわたしが悪かったです。
ぶっちゃけ単調な作りでしたネ!
2回3回と見たい場面があったかな… なかったかも知れない…ディケンベ無双乱舞みたいな場面があったら良かったなあ。
うーん、怪獣(?)をはっきりくっきり見せてきた心意気は…買いたい…?
怪獣映画って、雨の夜にゴチャゴチャやってて怪獣はよく見えないのが多いじゃない?
白い砂浜(違うけど)、晴天、全力疾走。なんだか健康美すら感じた。スケール感はあんまりなかった。
いろいろしょんぼりだったので、帰ってきて「インデペンデンス・デイ」を見ました。
アル中おじさんパイロット、良かったなあ。
アブダクションなんてアル中の幻覚だろって笑われてたけど、マジだった!って流れが好き。アル中おじさんはラストもカッコよかった。リサージェンスには!こういう!味のあるキャラがいないんだよ!!!
インデペンデンス・デイ:リサージェンスは、一種の歴史改変ものと言えるでしょう。
1997年に宇宙人の侵略があった世界の、2016年の話で。
人口が激減して、911はなくて、それに続く戦争もなくて、米中は対立していない。そしてUFO特番もない…あ、私たちの2016年にもUFO特番はないか…
兵器も、街の生活も、宇宙人テクノロジーで一新されてて。
思うに、だからリサージェンスはダメなのでは…。
前作は私たちの「今」「現実」と地続きだったから、すごくワクワクしたのかも知れませんね。実在の街が消し飛び、実在の兵器が宇宙人とドンパチするんです。
あと宇宙人あるあるネタも面白かった!
アブダクションもそうだし、SETIプロジェクトとかコンタクティ志願者とか歴代大統領も知らなかったエリア51の真実!とか宇宙人関連あるあるネタが、「宇宙人がいることは証明済み」のリサージェンスには皆無だったのが寂しい。
ところで。
ディケンベの故郷、墜落した宇宙船の隣の軍閥村がもっと見たかったと思いませんか? ここに村の話が載ってます!読もう!
インデペンデンス・デイ:クルーシブル: ~胎動/1947-2016~ (文芸書)
- 作者: グレッグキイス,Greg Keyes,遠藤公美恵
- 出版社/メーカー: リンダパブリッシャーズ
- 発売日: 2016/06/21
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
インデペンデンス・デイの続編? そんなものはないよ。
— もなか2012(丙提督) (@monaka2012) 2016年7月10日
みんな何を言ってるの?
「インデペンデンス・デイ:クルーシブル」
97年以来のエメリッヒファンですが…インデペンデンス・デイの続編にはガッカリしてしまいました。しくしく。
インデペンデンス・デイ:クルーシブル: ~胎動/1947-2016~ (文芸書)
- 作者: グレッグキイス,Greg Keyes,遠藤公美恵
- 出版社/メーカー: リンダパブリッシャーズ
- 発売日: 2016/06/21
- メディア: 文庫
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16年前半現在、関連ノベルが2作出版されています。
ひとつは続編のノベライズ、もうひとつはこちら。前日譚となっています。
続編「リサージェンス」を観て、息子世代パイロット組と、ダブルマチェーテの黒人に違和感を覚えました。意味ありげな描写が多くて。そのへんはきっと伏線で、これから劇中で語られるのかなーと思ったら全くそんなことはなくて、キャラクターが多すぎて説明不足の消化不良の感じだけが残った。しょんぼり。
その違和感の正体は「クルーシブル」のストーリーをふまえた描写が中途半端に入っていたからかも知れません。
まえに続編は3部作とか4部作とかって構想を一瞬聞いたような気がしたんですが…もしかしたらこの前日譚も映像化される予定があったのでしょうか。
「クルーシブル」は前日譚です。前作の日から始まって、ホイットモア、デイビットとコニー、ウィル・スミスのその後が語られます。
パイロット組の学生時代の話も…だいたい「リサージェンス」を見てて見当がつきましたが、ウィル・スミスの息子、ホイットモア大統領の娘、月で干されていたジェイクが同期生で、学生時代にいろいろあったんです。いろいろ。三角関係的な。ああやっぱりね。でも正直しょうもなかったので、映画ではそのへん思い切って整理しても良かったんじゃないかな…
ジェイクとチャーリーが同じ孤児院出身ってことが分かったのだけが収穫でしょうか。「俺たちは家族だから」ってのはそういう意味なんですよ!ほも的に解釈してごめん!と思いました。
と、さんざん悪口を書いていますが…、ダブルマチェーテの黒人部族長・ディケンベ・ウンブトゥのストーリーが面白かった!
大味などっかんどっかんムービー本編ではぜったいに見れない部分です。
前作を見た後、復興のストーリーを想像したことはありませんか? 宇宙人の残党がどこかにいるのでは?と想像したことは? 一見ハッピーエンドだど、あの後が大変そうだなーって。
ディケンベの戦後の人生はまさにそれでした。
97年の戦いの後、ディケンベの故郷には損傷のない宇宙船が着陸していて、宇宙人が数千人単位で取り残されていました。ディケンベの父は地元民を率い、10年かけて宇宙人を駆逐しました。アメリカの援助も、国連の援助もはねのけて。
宇宙人はいなくなったけど、故郷は永遠に変わってしまった。狂気の独裁者を頂く孤立した「共和国」に。
97年の侵略戦争がなかったら、ディケンベはロンドンで芸術家の道を選んでいただろう。(そして実家からは勘当されていた)
その彼が、戦いの道を選び、宇宙人との戦いで勝ち残り、父である狂気の独裁者と対決する。ヒロイックなストーリーでした。
続編中では、いるだけでメガネの監査官に劣等感を抱かせ続けていたディケンベですが…。意外と彼に共感をしていたのでしょうか。それとも、戦いに高揚感を感じる彼を冷ややかに見ていたのでしょうか。
現状では10人が10人、「意味ありげに出てきたけど生かし切れてないキャラ」「ばっさり削った方がストーリーがすっきりしたのでは?」と思うであろうディケンベ… 彼が主役のスピンオフが見てみたいな。アクションがメインで、90分ぐらいのチャキチャキしたやつを。
サガノヘルマー「Brack Brain」
[https://twitter.com/monaka2012/status/748505997304442880:embed#マンガ友からサ
ガノヘルマー「ブラック ブレイン」をオススメされました。週末に読めるように明日持ってきてくれるって! ちょっと検索したけどだいぶすごそうだな…( ;´ ▽ \` )ノ]
@monaka2012 SFでオンリーワンだよ!奇才の奇跡の作品だよ!って勧められた。そうなのか?
— 丙提督もなか@2012 (@monaka2012) 2016年6月30日
サガノヘルマー「Black brain」面白かった! 絵が酷い(ごめん)ので読めるか心配でしたが、読み始めたら一気でした。貸してくれた友に感謝(人´∀`).☆.。.:*・゚ https://t.co/LH14P2PUSe #Amazon
— 丙提督もなか@2012 (@monaka2012) 2016年7月3日
異形で異端だけど高潔、ってキャラに弱いんだなあ。つまりはフランケンシュタインの物語がツボ。ファーストエピソードの外骨格の女の子、まるっきりフランケンシュタインですよね。冒頭から泣きながら読んでた。
— 丙提督もなか@2012 (@monaka2012) 2016年7月3日
@monaka2012 あとはナントカ教の先生が、最後の力で女の子たちを正気に戻すとか、イジューインの涙とかに弱い。絵はグロくて、特殊性癖ばっかりなんですが。
— 丙提督もなか@2012 (@monaka2012) 2016年7月3日
@monaka2012 だからかな? 最後の方、上司の藤堂とアンディのキャラが変わっちゃって悲しかった。異形だからこそ、最後まで高潔でいて欲しかったな…
— 丙提督もなか@2012 (@monaka2012) 2016年7月3日
@monaka2012 マンガの絵に目が慣れてきて、宇宙人ライクな外見を持つ41世紀人 アガサ(女子)が可愛く見えてきて笑っちゃった… 身もフタもなく言えば、マンガ家さんの絵が上手くなってるからなんですけど。だんだん垢抜けて来てさー、未来じゃこれがkawaiiなんだなって。
— 丙提督もなか@2012 (@monaka2012) 2016年7月3日
@monaka2012 アガサの変化はアレだ!「YAWARA!」の富士子さんの変化を思い出しました。初登場時は仏頂面で化粧気のない子だったのに、後半に行くと垢抜けてきて、アイメイクちゃんとしてるっぽいかんじになって、何よりも表情が良くなってさ〜 富士子さん良かったよね。
— 丙提督もなか@2012 (@monaka2012) 2016年7月3日
@monaka2012 それで主人公と一緒にアガサ!助けてアガサ!って念じながら読む訳ですよ。ずるいよね。これじゃアガサが来てくれただけで泣くだろう。
— 丙提督もなか@2012 (@monaka2012) 2016年7月3日
おおっと!BLACK BRAIN 電子書籍版もある!表紙絵が新しくなって可愛くなってる。#Amazon https://t.co/P39uvJIrUb
— 丙提督もなか@2012 (@monaka2012) 2016年7月3日
新しい画風の外骨格の子、可愛いな。でも、Black brainの時点で、どの女の子もみょ〜に可愛かったよ。タッチ荒いのに可愛い。
— 丙提督もなか@2012 (@monaka2012) 2016年7月3日
オタクにも肉体がある。
話題のエッセイコミックを読みました。
「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ 」とても良かったです。オタクにも肉体があり、人生があることを思い出した。
むかし、若くて怖いもの知らずだったころ、一生、好きなものに打ち込んで行けると思ってました。同人やめるとか信じられなかった。今では、人生の色んな事情で辞めざるを得ない場面があると知っているし、今や健康上の理由も、り、理由になると…!歳はとりたくないのう!( ;´ ▽ \` )ノ
オタクにも肉体があり無視できない、と薄々感じていたところに、「死んで生き返りましたれぽ」が話題となって、読んで、ものすごく腑に落ちたの。健康はだいじ!!! ですよね。
谷甲州『終わりなき索敵』
航空宇宙軍史シリーズに新作が出ました!
ひまを見つけて、旧作を少しずつ読み返しています。
「終わりなき索敵」(93)、いろいろいらぬ知識をつけた後に再読すると、連想が広がって面白いですね。例えばマヤとシマザキのエピソードは「エヴァンゲリオンAir/まごころを、君に」(97)のパクリではないのか?とか。
スピ系で言う?トータルセルフとかI/Thereとか言うものを連想するようなしないような?全体に臨死体験のようでもある。違うのは定番?の「無条件の愛」が出てこないあたりかな?
てゆうか「索敵」のあれは、臨死体験なんですよね?
谷甲州の作品は「好きになれないやつ」が出てくるのですごい。てか索敵は9割そうかも。昨今のエンタメは敵将すらなんか憎めない感じに描写することが多いのにね。軟弱だよね!って思っちゃう。
主人公の一人、ロックウッドからして、そうとう嫌なヤツですよね。艦長の求心力を高めるために計算尽くでみんなの前で副長のメンツ潰すとか…主人公補正と、読者としてこうなった過去のトラウマを知ってるから誤魔化されがちですが…
だいたいこの人、人から好かれようとか嫌われたくないとか1ミリも思ってないよね。すごいよね。何年も同じメンバーで顔を突き合わせてる環境で。私ならストレスで死ぬわぁ。
ロックウッドの仲良しって、鳥と作業体Kぐらいじゃないかしら。それも「鳥」の方はコズミックホラー的な、正体不明の、本当に鳥なのかも怪しいヤツで。
「索敵」読んでます。深宇宙探査から164年ぶりに帰ってきたロックウッドを迎えたものは…軍のひどい「お役所」っぷりと、自分には定年がない!という事実だった…
— もなか2012(丙提督) (@monaka2012) 2016年6月24日
昨今のエンタメでは軍組織もなんか憎めない感じに描写されがちなので、斬新だわあ( ;´ ▽ ` )ノ本当は怖い軍隊(お役所)
いちばん怖い場面は「あなたは300年ちかくの間予備役将校として 冷 凍 保 存されていました」だと思います。こんな予備役は嫌だ(´;ω;`)
榛原はどうして気さくにロックウッドに話しかけるのかなあ? 親しみを持つような接点ないのに。ロックウッドが昔かわいがってた犬に似てて親しみを感じるとか? うーん、榛原ちょっと空気読めなくて誰にでもフランク説とか…
おはようございます。仕事をしている夢を見ていました。なにそれ…( ;´ ▽ ` )ノ
— もなか2012(丙提督) (@monaka2012) 2016年6月24日
夢を見るなら、勇者ダムダリの生身で衛星軌道上の宇宙戦艦を撃墜する夢が見たかった。寝る前に読んでたので。何度読んでもあれはすごいよね。目測で命中するものなのか。爆散円が十分に大きければけっこう行けるものなのか。私の中ではマスターアジアと同じ枠にいる感じだ。
夕べは谷甲州「終わりなき索敵」を読んでました。昔から航空宇宙軍は、トップの顔が見えない組織で有名でしたが。それはガッチガチの官僚組織だからかな?と思いました。タイムテーブルがあって、最大効率で実行してゆく官僚組織。まどマギで言うとほむらちゃんしかいなくて、そんなのぜったい
— もなか2012(丙提督) (@monaka2012) 2016年6月26日
おかしいよって言ってくれるまどかみたいな人がいない組織。最大効率で取り組んでも上手くいかないなら、前提がおかしいよって言ってくれる人がいない組織。
あと、一任務数百年とかかかっちゃうのも良くないかな… 一人のトップが組織の「顔」として活躍できるのは、せいぜい10〜20年のスパンだよねえ。
続いて谷甲州「最後の戦闘航海」をパラパラ見てます。前から思ってたのですが、治安警察軍のホアン大佐って、もしかしてダジャレなんですか?
— もなか2012(丙提督) (@monaka2012) 2016年6月26日
いなか者、読書会へ行く 谷甲州「コロンビア・ゼロ」
一目で分かることは、案外と本には書いてないものだ。
最後に、[本当は読書会に参加したかった]中村さん(東北在住)のメールを引用します。
読書会で「第二次外惑星動乱の着地点はどこなんだろうね?」って話になったのです。帰ってきてその話をメールで中村さんにしたら、中村さんが予想をメールに書いてくれたのでした。
中村さんも参加したら面白かったでしょうね。
第二次外惑星動乱の着地点?つきつめると、どっちが勝つかってことでしょうが、やってみないと、わかりませんね。
一応粗筋は、ガス惑星降下作戦⇒空母機動部隊の激突⇒通商破壊作戦⇒?
という感じですか。全ては4個のガス惑星のうち幾つが外連に占領されるかにかかると思います。4個すべてで成功すれば外連の勝ちでしょうね。占領に失敗したガス惑星の地球へのヘリウム供給ラインが生命線となるため、外連の攻撃はここに集中することになります。一方航空宇宙軍は、外惑星連合経済圏の破壊のため外惑星間の通商ラインを攻撃します。いずれにせよ制宙権の確保のために空母機動部隊が雌雄を決することになります。こんなところですかね。
空母機動部隊、これも声に出して言いたい日本語だと思います。
声に出したい… そのためには続編が本になって、読書会がまた開かれる日を…
萩尾望都『マージナル』再読
萩尾望都「マージナル」を読みました。アシジンかっこいいよね。黒髪ロンゲで黒いマントに黒っぽい縦ストライプの服。カンペキ好みど真ん中のデザインです ^q^
— 丙提督もなか@2012 (@monaka2012) 2016年6月11日
「マージナル」を読み返して。キラを作ったイワン博士がヘンタイ過ぎて引いた。前に読んだ時は子供すぎて、このあたりの設定は読み飛ばしたのだろうか。
— 丙提督もなか@2012 (@monaka2012) 2016年6月11日
萩尾望都「マージナル」は、設定上ほもばかりです。もちろんアシジンもほもだよ ^q^
— 丙提督もなか@2012 (@monaka2012) 2016年6月11日
でもね、メイヤードとナースタースのノーマルカップルが印象的です。城戸沙織と邪武みたいな関係だろうなと思わせておいて、最後の最後で違った!!!とわかる。強烈。
「マージナル」読見返して考えてます。アシジンとメイヤードはカプと言えるのだろうか。被災したら助け合うのが常識ってだけかなあ。でもアシジン、いきなりキスしたよね?
— 丙提督もなか@2012 (@monaka2012) 2016年6月11日